某日。
大手スーパーにて精肉を買ったときの話。
結構な量だったので小分け冷凍しようと開封すると中に何かが入っている。
恐らくだが肉をスライスするときに一緒にビニールを切っているようだった。
これが厄介でほとんどの薄切り肉の断面にビニールがくっついているからちょっと取り除くとかでは対応できない。
ビニールは透明で気づかない人もいるだろうし、と思い購入店に連絡。
その後、然るべき対応を受けた。
他にも普通に購入した商品が1週間以上の消費期限切れだったりとか。
たしか冷蔵のサラミかなんかで「ふふ~ん♪」と1枚食べながら何気なく裏面を見たら「ほえっ!?」となった記憶がある。(一瞬今日が何日だったか分からなくなるやつ)
今までは完全にお店に全信頼を寄せていたのでそんなに熱心に消費期限を見ていなかったが(特に裏面に書いてある系のやつ)、
これを機にめっちゃ確認するようになった。
で、私はこういったものを引き当てることが多々ある。
外食の際にて例えば不快なものが入っていたりするとお店の方にお伝えすることもあるが、
それももうだんだん慣れてきて、
これは私だけだな、とか、もうここには来ないしな、とかで
何も言わないときもある。
以前、普段行かないエリアにてたまたま入った喫茶店で
料理にとある物が入っていた。
その日は結構疲れていて、とにかく一息つきたくついでにランチを食べたのだが
なんかお店の人に言うのもなぁ…、と思い
その料理には手をつけず一緒に頼んだアイスコーヒーだけ飲んだ。
すると、しばらく経って私の様子に気づいた店員さんが
「お料理、お口にあいませんでしたでしょうか?」と尋ねてきた。
一瞬迷ったが、嘘をつくのも違うと思い本当のことを答えた。
すると、すごく丁寧に謝罪され
「すぐに新しいものをお持ちします」と言われた。
「いえ大丈夫です、ありがとうございます」とお断りしたのだが
「もしお口にあえばで構いませんのでよろしければ」と別の品を持ってこられた。
(恐らく同じ品を出すのは微妙かと配慮頂いたのだと思う)
こちらが言う前に声を掛けてもらったのは後にも先にもこのときだけ。
なんなら最近は注文の際に席から手をあげても店員さんに気づかれないことも少なくないし、
タブレット注文の店も増えて、良いも悪いも店員さんは常に『待ち』の姿勢が当たり前になってきた。
目配せ・気配せされている方をそのとき久しぶりに見て感動を覚えたし
対応頂いた方の人間力が垣間見れた気がした。
もしまたこのエリアに来る機会があったらまた来よう、と思ったのをすごく覚えている。
こういう機会があると、
咄嗟の時に出るのは日頃の行いからであると痛感する。
私の人間力はまだまだバブちゃんだな。なんならまだハイハイもできない新生児並みだと自分で思う。(タラさん、イクラさんはパイセンだ)
私も自然な気遣いができる人でありたいなぁ。