とあるネットニュースが目に入った。
”夫の転職で妻が退職せざるをえなくなりキャリアがぶつ切りになる”
”急な転職は不利であり結果的に世帯年収も下がる”
”単身赴任を選択するとワンオペ育児となり
引っ越しを選択すると環境を変化させなくてはならず
どちらもきつい”
考えさせられる。
うちも旦那が転勤族であるため今まで色々な問題に直面してきた。
家問題。
単純にいつ転勤になるか分からないから買いたくても買えない。
仕事問題。
『その地域に根差した仕事を長く』というのは難しい。
転勤とは事前に「いつ」「どの程度の期間」なのか分からないため
ライフプランがたてづらい。というかたてれない。
でもまぁ夫婦2人だけやし急に転勤を言い渡されてもついていけばいい。
なんなら転勤になっても「新しい土地を楽しもう~♪」
なんて以前の自分は軽く考えていた。
だがしかし、今は私だけの思いでは突っ走れない。
子どもの人生も考える必要がある。
どこかでまた問題に直面する場面がくるんだろうな~
旦那に転職してもらうかな~ う~む。
そういえば、
以前私が働いていた会社でこんなことがあった。
その会社は全国的な範囲で長期出張がある会社で。
新入社員研修中に
新入社員が部長に質疑応答できるような場面があり
下記のようなやりとりがあった。
新入社員「結婚したら奥さんは仕事をしているので動けないですが
その場合は出張なしにしてもらえる、というような配慮はありますか?」
部長「ある程度の配慮はできるけど完全に出張なしにはできないよ。
ただ出張先に奥さん連れてきて大丈夫だから。うちもそうしてたし。」
私ははっとした。
たったこれだけの会話なのだが
そこに埋まらない溝があるのがしっかりと見えた。
部長も悪気があって言っている訳ではない。
実際に『部長の時代』はそうだったのだ。
”奥さんはついてくるのが当たり前”
今の子らは恐らく大半はそんな感覚は微塵もなくて
全員が”自立”するのが当たり前の時代である。
国も「労働人口少ないんやから全員働けやい!」と制度自体も変えていっている。
そのなかで”社会の現実”を目の当たりにした出来事だった。
理想と現実って難しいねぇ。