こんにちはFP1級、DCプランナー1級の小学2年娘と年少息子を育てながらIT企業で働くワーママFPりさです。
本日は「ファクト フルネス」「FACT FULNESS」という本を読んだので、自分の思い込みについて考え直しました。
先日、子供が晩ご飯におかわりをする。と言うので、自分で食べれる分をよそっておいで。と伝えました。
ですが、結局入れたのが多すぎてほとんど残すことになりました。。。
普段だと、私か夫がご飯の残りを食べることはあるのですが、おかわりで後から入れた分なので、こちらもお腹いっぱい。
結局ぐちゃぐちゃになったご飯を廃棄することになりました。
その時思わず子供に、世界中にご飯がろくすっぽ食べられない子供たちもいっぱいいるのに、もったいないことだわ。
なんて嫌味な言葉が出てしまいました。
ところで、この世界中にいる、ろくすっぽご飯が食べられない子達ってどのくらいの割合なんでしょう。
恥ずかしいことながら、私は世界中の9割はご飯が楽にお腹いっぱい食べられない人たちだと思っていました。
理由は、
昔(2001年)『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス、池田香代子という本を読んだ時、確か100人のうち2人は日本人で、裕福な人は8人。(間違ってたらごめんなさい)というのを読んで、世界中が貧困に喘いでいると思った記憶があったのです。
結論からいうと、現在の70億の人口のうち、
綺麗な水の調達が難しく、素足で暮らし、薪で火を焚き、痩せ細った土地で暮らし、1日1ドルで暮らしているのはおよそ10億人で、
日本のような暮らしは、およそ上位の10億。ほとんどの世界中の人たちは中堅の暮らしをしている。(50億
)
どうしてこんなに情報がズレているのか
理由としては、
1.情報がアップデートされていない
2. 悪い情報の方が意識に残りやすい。
3. 裕福な暮らし以外をひとくくりに不幸だと(貧困)
と思ってしまっていた。
という私の認識不足だと言うことが分かりました。
でも、皆さん世界中の女性のうち、低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了すると思いますか?
A.20%
B.40%
C.60%
街には色んな広告が溢れています。
「私の娘は13歳で40歳年上の人と結婚させられる」
「私の娘は男からの暴力に怯えながら学校へ通っている」
迷いなく20%ですよね。これは流石に分かります。
特に女性に教育を与えない国の話も最近聞くので、今はむしろ20%どころじゃないかもしれないです。
マララさんだって、あんなに頑張って女性に教育を!!てやってますしね。
という話の答えはc.60%が正解です。。。
もちろん、女性の教育がままならず奪われていくというのは、今も事実ある話であるものの、広告のインパクトが大きすぎて事実以上に受け止めているのが分かります。
この本を読んで私が考え直されたのは二つです。
一つめは、なんとなくや、曖昧な情報、そして悪い情報を過大に捉えることで事実認識を出来ない状況に陥ることがある。 悪い情報を勝手に解釈して、根拠なく批判したり、犯人探しするようなことをしてはならない。
二つめは、もし自分の住んでいる国の状況が裕福で、他の国もどんどん豊かになってきているという状況が分かったところで、「ああ、良かった。私は〇〇じゃなくて」みたいなさもしい考えを持たず、その事実から
自分はどう思ったのか、子供にどう説明するのかを考える必要がある。
と感じました。
ご飯を残して捨ててしまうのは良くないことだけれど、そこから何を伝え、私達が出来ることは何かを考えて子供と話すこと。
確かな情報を得る努力をすること。
不確かな情報で物事を断定しないこと。
これから気をつけていきたいと思います。