二十歳のころ、
メチャクチャ言ってました。
「わたし、もうそんな若くないです」
アラサー・アラフォー・還暦以上の方々のまえで、堂々と。
「二十歳?若いねー!」と言われることが多くて。
そのたびに、
「いやもう、ぜんぜん若くないです。もう終わってます」
と、返答していたわたし。
これは、マウントしていたわけではなく、本気でそう思ってた
自分のことしか見えていなかったんよね…
女子高生と、
二十歳過ぎた自分を比べて、
「もう若くない、おしまいだ」と。
Chu Viết ĐônによるPixabayからの画像
「もう若くないんです!」と言うわたしに、
「そんなことないよー!若いや~ん!」と、
やさしく言い続けてくれていたオトナたち…。
「二十歳のあなたが若くないなら、アラサー・アラフォーのわたしらはどうなるねん」
と、怒る人は誰ひとりいなかった。
ひとりだけ、わたしにそっと忠告してくれたお姉さんがいました。
「わたしのまえではいいけど、他のひとのまえでは、それ(もう若くない)は言わんほうがええよ」
そう言われた当時のわたしは、
「ホンマにもう若くないのに、なんで言ったらアカンの?!」
と、分かっていなかったけど
それから月日は流れ、アラサー領域に入ったわたし
相も変わらず、年上の方々に、
「もうぜんぜん若くないですよ!」
と、言い続けていた。
そんなわたしのまえに現れたのが、
「わたしなんてもう若くないです。オバサンです」
と言い続ける20代前半の女性。
イヤイヤイヤ!
20代前半のキミがオバサンやったら、アラサーのわたしはどーなるねん!
オバサンどころやないやん!
と、こころの底から思った。
と、同時に、
わたしも同じことしてたんか
と、やっと気がついた。
還暦過ぎた方々にも、ふつうに、
「わたし、もう若くないです」
と言ってた自分が恥ずかしくなった…
「もう若くないんですぅ~」と、
ピーピーわめいているわたしを温かい目で見て、
聞き流して、
温かく対応してくれていた、
わたしの周りのオトナなひとたちは、
やさしかったんやな…
ホンマに感謝しかない
それからわたしは、
「もう若くないです」とは、いっさい言わなくなりました
「わたしはもう若くない」と嘆かなくなった方が、
ラクに生きられると気がついた