左手の指の役割は押弦です。
以前に書きましたが、
クラシックギターの押弦では、
親指以外の4本の指を使います。
そしてその4本の指に番号が対応しています。
また、ギターのネックの押弦部の名称は下記です。
セーハを除き、押弦はできるだけ指を立てて、
音階線の近くを強く押さえます。
慣れないうちは指先が痛いので指の腹で
押さえる傾向がありますが、
これは上達の大きな妨げになります。
また、爪は右手と違ってなるべく短かい方が
しっかり弦を押さえることができます。
私の場合、指頭が押弦に合った形になるまでは
何時も意識して「深爪」気味に切っていました。
ところで「ポジション(position)」という表現があります。
ポジションは左人差指の移動によって決定されます。
上の写真の「Ⅰ」の音階線に弦を人差指で押さえ付ける場合、
すなわち第一フレットを押さえている時を
「第一ポジション」といいます。
このポジションを曲の中で示す為の記号として
「Pos.」(米国系)や「CaやC」(スペイン系)が
用いられています。
この記号も含め、各種の記号が
必ず譜面に記載されているわけではなく、
参考程度の場合もあります。
また、私自身もこれらの記号を書き入れたのが
作曲者なのか編曲者なのかも知らずに練習しています。