旦那に甘える気など毛頭なかった。

別れてくれるのを期待するなんて気持ちは1ミリもないのにそう見えたのかと思うと悲しかった。


そこまで馬鹿じゃ無いんだけどな。
いや、やった事は馬鹿以下なんだけど。


このままじゃどうにもならないし、事態の悪化は避けられない。


それなら自分の気持ちをはっきりさせたかった。


修司さんが本当はどういうスタンスで私を見てるか、そこはあまり問題では無いと思う。

別にセフレの恋人ごっこだろうが本気で好きだろうが、不倫前提ならどっちだって同じだと思う。




旦那が嫌いなのか好きなのか、現状では明言できない。

付き合った期間も入れれば丁度20年。
もう情が湧いてるなんて当たり前の年数。
自分が生きてきた半分以上の年月を共にしている。





旦那はこうやって私が苦しむ事をわかっていたんだろうな。



自分の事なのに全然わかってないねと旦那に言われた意味をようやく理解した。



苦しんだ結果、私がどういう結論を出すか旦那はわかっている。


きちんと確認しよう。


改めて先延ばしにしていた問題に決着をつけるべく、連絡をとることにした。

頭ではわかっている。
旦那の妻でいる事が幸せなことも、失ったら後悔することも。


でも旦那相手に泣いてしまう自分が修司さんとなら大丈夫だった事。
それがどういう意味なのかは考えたくなかった。


せっかく旦那にチャンスをもらったのに戻れなくなる。
それに相手の家族の気持ちもある。
私だけの問題じゃない。



修司さんと私が向き合うべきはお互いの家族。
そこをきちんとお互い確認しよう。



確認して理解できればきちんと別れられる。



修司さんが奥さんだけを見てくれればこの関係が続く事はない。



なぜあの人が不倫するのか、もう一度きちんと確認しよう。




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お久しぶりです。

長らく申し訳ありませんでした。

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返信がなければいい。
修司さんから離れてくれればいい。


そんなずるい気持ちを抱えている事もきちんと伝えようと思う。