風俗やキャバ・ホステスは
人間力だけで勝負してるようなもの
ただ出勤すれば
お金がたくさん稼げるわけじゃない
キャバ、ホステスなら
出勤すればお金はもらえるが
お店の役に立たなければ
いずれは居心地が悪くなる
役に立つっていうのは
お客を呼んだり
それができなくてもそつなく接客できたり
ママやお姉さん達に可愛がられるような
振る舞いができたり...とか
まだキャバやホステスの方が
優しいかもしれない
風俗って
お客につかなきゃ金にならない
一日中暇なら稼ぎ0円
でも私は
そんな厳しい世界が好きだった
自分でどうとでもできるから
良いも悪いも自分次第
そんなとこも好きだったなぁ
お店は、
スペックが良かったり
入店すぐにリピートがつく子は
客に猛プッシュする
推されるメンバーに入れば
割と困らずに稼いでいける
でも、
箸にも棒にも引っかからない子は
誰にも推されず
リピーターもとれないから
暇な日が続き辞めていく
新人の1ヶ月は
それでも稼げると思うけど
その期間に結果を出さないと
哀れなもの
風俗なのに稼げないって
最悪...
と、私は思う
で
私が風俗で稼げた理由は
風俗で働くことを肯定していたから
女性として、人間としての誇りを持ち
人と接していたから
と
振り返って思う
罪悪感なんて微塵もなかった
若い頃にちょっとだけ働いた時は
罪悪感まみれだったけど、
自分の中の偏見をなくしてきたから
罪悪感なんてない
自分が水商売に飛び込んでみて初めて
水商売全般の方へのリスペクトを
持てるようになった
それどころか
タレントのように
人間力だけで稼いでいる彼らは
本当にすごいと思う
自分を押し殺して生きていた
会社員だった頃には
きっとできなかった
稼げなかっただろう
だから水商売をリスペクトしているし
自分自信も誇りに思っていた
自分という人間を売っているのだから
自分が1番自分を誇っていないと
誰の目にも留まってもらえないのね
どの世界でも同じ
太客がつく子は
自分を高く評価している子
罪悪感
無価値観
が少ない子
自尊心が高い子
そういう人種が売れていく
私はそうなりたくて
どういうメンタルを持てばよいのか
それだけを考えながら働いていた
で
最終的に
VIPな客が増えた
風俗のVIPっていうのは
貸し切りにしてくれる客のこと
不思議なことに
そういう人にばかり
出会うようになった
1日1人の接客
それでいていつもより稼ぎはいい
最高に楽
結果というものを手放したら
楽な稼ぎ方
が手に入った
出勤は以前ほどしていなかったから
月トータルでは劣っていたけど
同じ金額を稼ぎ出すための
労力はかなり減って
効率よく稼げるようになった
結局
メンタル
なのだ
自己肯定感
と
自己価値をあげること
(=楽に稼ぐ許可をすること)
つまり、
自己愛
それだけだった
必死こかなくてもいい
頑張らない方がうまくいく
初めて身をもってわかったんだ
毎週毎週貸し切りにしてくれた
そのVIPな客
それが今の彼
そして今お腹に彼の子供がいる
不思議な運命だな
とつくづく思う...
彼に出会ってしばらくして
顎関節症で顎が開かなくなって
仕事できなくなって、
同時に彼と付き合ったので
完全に風俗を上がった
顎関節症は
神様から、もう仕事は辞めなさい
というお知らせだったように思う
風俗嬢としては
トータル1年半しか働いてないけど
とっても楽しく幸せに働けた
と思っている
そりゃ
嫌なことも、ムカつくこともあったけど
どんな仕事だってあるでしょ
自分を1番活かして働けた仕事だった
ホステスで学んだ男女というものを
思う存分一対一の接客で活かせたのだ
だから今でも風俗は好きだし
風俗嬢の役に立ちたいと思ってる
だって
テクニックも何もない私が
厚かましい態度も時にはとりながら笑
色々な男性から追われて指名されて
最後は頑張らずに楽して稼げたんだから
誰でも稼げるようになれる
って思うんだ
マインドを変えるって
簡単なことじゃないけど
たったそれだけで
仕事の結果も人生も変えてしまう力がある
風俗で稼げないのは、
仕事への偏見を自分で持っていたり
だから自己肯定感が下がっていたり
我慢をしすぎていたり
お金を稼ぐ許可が出せていなかったり
女性性が傷ついていたり...
だと思う
それを逆にしたら
稼げる
そして
風俗では、
有名風俗嬢になるために頑張ってる子や
お店のNo.1になるために頑張ってる子や
色々いると思うんだけど
私の幸せは
それらではなくて、
貸し切りにしてもらって
大事に特別にされ
優雅に稼ぐこと
が私の幸せだった
かつての一番のお得意様だった人に
今では人生ごと貸し切りにしてもらっている
お店のNo.1になるよりも
たくさんの男性から指名されるよりも
ひとりの人に1番に大事にされて
愛される方が幸せなんだと
風俗を辞めてから気づいた
彼からは
かつて稼いでいたほどの
お金はもらっていないし
全然足りなくて
私も働かないと〜って思うけど
それでも
赤ちゃんも授かって
人生が豊かになってる
私の歩んできた道は
めちゃくちゃだって思うんだけど
これでよかったんだって今は思える
先のこと本当はすっごくすっごく
怖いんだけど
進んでみようって思う
そして
幸せな風俗嬢を誕生させるお手伝いが
近いうちできればいいなぁ
と思ってます
起業するのも怖いけど
やってみたいんだ
風俗嬢さんたち待っててね！
Aina