1人で近所のお店にランチを食べに行った。

 

せっかくだから、入ったことのないお店に行ってみた。

 

 

 

混んでいたら嫌だから13時を過ぎて

 

ランチにはまだ間に合う時間に行ったのだけれど

 

店内には誰もいなくて

 

私がたった1人の客だった。

 

 

 

 

 

 
ピザ専門店。
 
細い通りに面していて、何度か前を通ったから
 
入ってみたい、と以前から思っていた。
 
小さな個人商店。
 
雰囲気は悪くないし、店の奥にはピザの釜がちゃんとあった。
 
 
 
お味はまあまあ。
 
 
 
 
 

 

 

 
 
ランチ終了時間にはまだ余裕がある。
 
 
 
けれど、バイトの若い女性が役目を終えたのか帰ってしまった。
 
私の後ろで店主が後片付けをしている音が聞こえる。
 
音楽は流れていない。
 
 
 
食べ終えたら、
 
ランチタイムの間だけ本を読ませてもらおうと思っていたけれど
 
ピザを食べてコーヒーを飲んで
 
すぐに店を出てしまった。
 
 
 
居心地が悪かったのではない。
 
 
 
私さえいなければ
 
店主は早く上がれるのに、と思ってしまうからなのだ。
 
 
 
 
後日、懲りずに近所のお店に1人でランチに行った。
 
やはり、混んでいるのが嫌で13時過ぎに行った。
 
ランチタイムは15時まで(L.O.14:30)。
 
今度も余裕だ。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
2度目の来店。
 
 
お店には2組の先客がいた。
 
しかし
 
私のランチがテーブルに出て来る前に
 
2組とも帰ってしまった。
 
 
 
 
 

 

 

 
 
ゴーヤハンバーガーはすごいボリューム。
 
 
 
しかし
 
私の耳には、店主が片付けをしている音が容赦無く入って来る。
 
座った席は店内の奥まった場所にあり
 
居心地の良い席だ。
 
けれど、のんびりできない。
 
 
ここでも
 
私さえいなければ、店主は店を閉めて
 
夜の営業時間まで身体を休めることが出来るのに
 
そう考えてしまう。
 
 
 
結局、このお店でも食べ終えて早々に
 
席を立ってしまった。
 
 
14時にはなっていなかった。
 
ランチタイム終了まではまだ1時間もあったが
 
気持ちがもたなかった。
 
 
 
 
 
学習したのは
 
食後にのんびり本を読みたいのなら
 
ランチタイムの後にクローズするお店には行ってはいけない
 
ということ。
 
 
個人商店はこういった営業形態が多い。
 
ランチタイムの後、ディナータイムまでの間は
 
2〜3時間、店を閉めてしまう。
 
客が来ないのだろうし、仕込みがあるのだろうし
 
それは営業戦略だから、OK。
 
 
 
問題は私にある。
 
 
 
お店からは何も言われていないのだから
 
堂々とランチタイム終了時間まで座り続ければいいのに
 
それが出来ない。
 
 
 
 
話は逸れるが
 
ママ友ランチで、席数の少ないレストランで
 
長時間お喋りしている人たちが
 
私には受け入れがたい。
 
席数の少ないお店は、何回転するかが勝負なのに
 
ママ友たちがランチタイムの間中
 
席を立たなければ
 
その席の回転数は1回だ。
 
それそれは、商売の邪魔になる。
 
 
笑顔でじっと耐えているお店側が気の毒になる。
 
お喋りしたいのだったら
 
食べ終えて、ファミレスに移動したらいいのに、と思ってしまう。
 
 
当然の権利なのだけれど
 
私はそこが図太くなれない。
 
 
 
 
客なのになぜ、店側に気を使う?
 
そう言われて好きな人に振られた経験もある。
 
けれど、気を使わずにいられないのだ。
 
 
 
 
 
自分のことに話を戻すと
 
学習したのは
 
食後にのんびり本を読みたいのなら
 
個人商店に行ってはいけない。
 
 
 
この歳になってもなお、気づくことはある。
 
 
 
私は席数の多いチェーン店に行かなくちゃね。