ゲームセンターです。
 
 
 
私はゲームセンターには滅多に行かない。
 
まあ
 
還暦過ぎのおばちゃまは、私じゃなくても
 
行かないのが標準だとは思うけれど。
 
 
 
でも、たまーに
 
3年に1回くらいは通りすがりに魔が差して
 
行くことがある。
 
 
そのときに
 
トライするゲームは決まっている。
 
クレーンゲームである。
 
ただし、吊り上げタイプのものはやらない。
 
私がやるのは押し出しタイプのものだけ。
 
押し出しタイプのものは
 
ゲットできる品物はちゃちなものばかりだけれど
 
確実に何かは手に入るからね。
 
基本、ケチなので
 
戦利品は必ず欲しい。
 
ただし
 
100円でゲットできなければそれでおしまい。
 
基本、ケチだから。
 
 
 
 
 
 
 
 
写真のプラスチックのクリスタル(ん?)の
 
サンリオっぽいウサギは、
 
今年の7月に、ブログを休んでいるときに
 
めちゃくちゃ暇だったから
 
近所のスーパーの一画にあるゲームコーナで
 
もちろん100円しか使わずにゲットした。
 
 
近所のスーパーだったから
 
マスクで顔を隠していなかったら
 
もちろん遊んでいない。
 
 
こんなとき、マスクは最高に便利だ。
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
写真のスーパーマリオ以下いろいろも
 
100円しか使わずにゲットした。
 
 
 
これには経緯がある。
 
実は
 
100円を投入してクレーンを動かしている最中に
 
マシーンが止まってしまった。
 
「あれー? 止まっちゃったー!」
 
と言ったら、店員の若いお兄さんがやってきて
 
鍵を開けてガチャガチャとスイッチらしきものを触って
 
マシーンを動かしてくれた。
 
 
その際に、お兄さんは
 
私の100円1回の表示を2回に増やしてくれた。
 
 
「きゃー、うれしい。ありがとう」
 
 
そう、お兄さんに言ってボタンを押したら
 
また、マシーンが止まってしまった。
 
 
その時に
 
私が欲しかった黄色の怪獣(何て名前?)が
 
ちょうど、落下口に落ちそうなところだったのに
 
マシーンが止まったはずみで
 
落下口の蓋が閉まってしまった。
 
黄色の怪獣はその閉まった蓋の上に落ちてしまい
 
取り出せなくなった。
 
 
「また止まっちゃったよー」
 
 
 
そしたら、お兄さんが
 
目にも止まらない速さで
 
その黄色い怪獣を、蓋の上から取り除いて
 
品物の海の中に放り投げてしまった。
 
 
「えー? 取れるところだったのに」
 
 
当然だが、おばちゃまは文句を言う。
 
すると、お兄さんは
 
落下口の蓋を手で押し開けて、
 
「これですか?」と言いながら
 
ピンクの怪獣を落下口に入れてくれた。
 
だけど、
 
 
「それじゃない。黄色い方の」
 
 
当然だが、おばちゃまは再び文句を言う。
 
 
 
すると、お兄さんはにっこり笑って
 
 
「こっちですね」
 
 
と言って、黄色の怪獣を掴んで
 
勢いよく掴んだから
 
一緒に黄色い星とそれから透明のキラキラも掴んで
 
落下口へ入れてくれた。
 
 
 
うわあい、優しい。
 
 
 
何もしていないのに
 
たくさんもらえちゃった。
 
 
 
 
その後
 
100円しか投入していないのに
 
2回分、ゲームができた私は
 
結局、マリオしかゲットできなかったけれど
 
お兄さんが優しかったおかげで
 
こんなにたくさんゲットできちゃった、
 
というだけの話なんだが
 
この一部始終を見ていたハルオさんは
 
超、呆れていたわ。
 
 
 
 
ハルオさんってば
 
人生で1度も
 
ゲームセンターで遊んだことがない超堅物だからね。
 
 
いやでもしかし
 
ゲームセンターでクレーンゲームで遊ぶ妻よりも
 
若いお兄さんに優しくされて喜ぶ妻に
 
呆れていたのかもしれないかもね。
 
 
 
ところで
 
私がちゃんとお金を払って(100円で1回のところを2回ね)
 
ゲットしたスーパーマリオは
 
北海道にお婿入りをしたの。
 
...というのも
 
お友だちへの荷物の中にマリオを忍ばせたんだけれど
 
それを見ていた
 
ハルオさんってば「それはどうかなあ」って
 
またまた呆れていた。
 
 
 
あたま、固いなー。
 
まあ
 
そんなところが面白いんだ、この人は。