いやもう

 

何に感動&感激したって

 

普通の田舎に感動した。

 

 

 

 

日本全国津々浦々(と言うほど周っていないが)

 

こんなに美しい田舎は

 

今まで見たことがなかった。

 

 

 

 

 

 

写真がねえ

 

直射日光ぎんぎらで、露出がうまくいかなくて

 

目で見た色をそのまま再現できていないのだけれど

 

ほぼ

 

私が見た風景はこんな。

 

 

 

 

萩から山口宇部空港まで戻る途中の

 

県道沿いの田んぼと家があるだけのなんてことはない風景に

 

ただひたすら泣けるほど感動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電線が写っているのはご愛嬌。

 

 

 

 

 

ここは山口県の美祢(みね)市のどこか。

 

私は位置関係がよく分かっていないけれど

 

たぶん

 

秋吉台の山麓の町のどこか。

 

周囲を山に囲まれたどこか。

 

 

 

 

 

稲の緑が目に眩しくて

 

それ以上に屋根瓦の赤茶色が眩しい。

 

 

 

真夏の太陽の下で

 

この2つの色が青空にケンカでも売っているかのように

 

主張をしていて

 

まったく違う色なのに

 

不思議なほど、ひとつに融合していて

 

どこを見ても一枚の絵のようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どーだい、

 

上の写真のお宅。

 

まるで海外の邸宅のようよ。

 

(無断撮影ご容赦あれ)

 

 

 

私ね

 

何度かここに書いているけれど

 

海外の町歩きが好きな理由は

 

街並みというか、各家々の建築様式というか

 

建物の外観というか

 

みな、同じで調和が取れているからなの。

 

日本の街のように

 

てんでんばらばらに好き勝手に建てていないの。

 

貧しいとか豊とか

 

そういうのじゃなくて

 

みな、同じ様式で建てているから

 

綺麗なの。

 

 

アジアでもヨーロッパでも

 

そばに近寄ると

 

壁が汚れていたりゴミが落ちていたりするけれど

 

街&町は調和があるのよ。

 

 

 

日本のように

 

和風洋風古民家現代建築コンクリート木造ごちゃまぜじゃないから

 

街全体が美しい。

 

だから、海外の風景が好き。

 

日本には、海外のように

 

調和のある町は観光地の一部としてしか、残っていない

 

と思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが

 

あるのね。

 

みな、同じ赤茶色の瓦屋根。

 

みな、同じ和風の家。

 

 

 

 

これなんだなあ

 

私が求めている

 

日本の「家のある風景」って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく

 

国道の路肩に車を止めて写真を撮っていた私は

 

ただの変態のおばちゃんだけど

 

この綺麗な「家のある風景」に感動したの。

 

 

 

 

オーストリアでアルプス山麓の家並みが

 

建築様式は違うけれど、こんなだった。

 

ベトナムとかタイとか

 

イタリアでもイギリスでも

 

田舎に行くとこんなだった。

 

 

 

 

 

でも

 

私が知っている関東&東北の田舎はこんなじゃないんだな。

 

けっこうみんな

 

てんでんばらばらに家を建てていらっしゃって

 

波板(トタン)など多様していらっしゃって

 

柵とか、破れていたりして小汚い家もあるし

 

あれかな?

 

山口県は

 

台風が通過するから瓦屋根なのかな?

 

それとも

 

安倍さんのお膝元だから豊かなのかな?

 

 

 

 

いやまて

 

そんなことはない。

 

伝統を重んじる土地なのね、きっと。

 

 

 

 

とにかく私は

 

どんな場所よりも(角島大橋は除く)この美祢市のどこかに

 

強く惹かれて、震えた。