豊島園は「ビヤガーデン」と化していた。
こんなに絶叫マシーンが少なかったっけ?
と驚くほど
たくさんのマシーンが姿を消していた。
さて
ここから少し下ネタ。
私は下ネタは(ブログでは)書くのも読むのも苦手です。
だけど、今日は特別で。
豊島園に初めて行ったのは19歳のときだった。
当時のボーイフレンドとその友だちがふたり
つまり
男の子3人と、私とで
合わせて4人で行った。
1学年上の高校の先輩だった
ボーイフレンド(以下BF)には
同じ高校から上京&進学した友だちがいて
友だちには親しい女の子がいなかったし
BFは友だちをとても大事にしていたから
私たちは同郷のよしみもあって、
4人で行動することが多々あった。
今から思えば、まるで青春ドラマのような日々が
19歳の私の日常だった。
豊島園では
BFは友だちを大切にしたかったのだろう。
マシーンに乗る際に、度々私を彼らに貸し出した。
私はそんなにそれがイヤではなかったから
素直に友人たちとBFと交互に入れ替わってマシーンに乗った。
その中で
ウォータースライダーだったかな?
縦列に座るマシーンで
友だちが私の後ろに座った。
つまり
「ただの友だち」の男子が広げた足の間に
私は座った。
ん?
これ?
あれだ。
途中で気が付いた。
私のお尻から腰にかけて当たっている固いものの存在。
どうしたらいいんだろう?
そう思いながらも
19歳の私には叱ることも避けることもできなくて
ただ、ボートの流れに身を任せ
気づかないフリをして
ボートが降車口に近づくのを待った。
降りてからも、私はなにも言わなかった。
もちろんBFにも告げなかった。
当の本人も素知らぬ顔をしていたから
私も黙っていた。
ただ
それだけの話。
あのときの固い感触は
イヤでもなんでもなかった。
だだ
困っていただけだった。
人生で、いちばん華やいだ私だった。
華やかさのピークを迎えた年齢が早すぎたのだ。
私はその後、なにかの熱病に冒されて
BFとは別のひとと結婚して
息子たちが生まれて
息子たちとも10回以上は確実に豊島園に行っているのに
豊島園で真っ先に思い出すのは
お尻に当たった「固いもの」の存在だもの
私は根っから、母親には向いていない。
ところで
昨夜同行してくれた「かおるさん」は
お子さんのいない既婚女性だ。
私はなんでか
ご近所友だちや、そうでない友だちも
既婚未婚を問わず、子供のいない女性が多い。
多い、というか
子供のいない女たちと、気が合う。
初めて行ったときから43年も経った豊島園で
息子たちとの日々を思い出さずに
青春ドラマを思い出してしまう私は
「家庭人」には向いていない女なのだ。
なのにどこかで間違えて結婚してしまって
さらにまた結婚をしてしまう。
2回もするかなあ。
とにかく
息子や娘の話をしなくてすむから気が楽で
子供のいない彼女と一緒の豊島園は楽しかった。