作ろうとして作る彼氏の作り方の方法として
お見合いパーティーと婚活バスツアーしか知らなかった頃に
ネットでパーティーやツアーをあれこれ探し回っていて
ふと
マッチングサイトなるものを発見した。
え?
なんだこれは?
驚愕だった、
というか
はっきり言って、かなりぶっ飛びだった。
えええ?
いいの?
こんなのありなの?
怖い、と思った。
だって
男性の写真がたくさん並んでいるんだもの。
ボカシなんか入っていなくて、
どこの誰なのか知っている人が見たら分かる写真なんだもの。
これ全部
普通の人なの?
何か犯罪がらみじゃないの?
登録した途端に、何かに巻き込まれない?
一般の人間が、誰でも閲覧可能なネット上に
プロフィールを添えて顔を晒している現実を
なかなか受け止められなかった。
その後の数日は
見なかったことにしていた。
けれど
今の時代のこと
これも有りなのかもしれない、と受け入れるのには
あまり時間はかからなかった。
なんというサイトだったか、忘れてしまったけれど
悪用されたら、という恐怖を抱きながらも
手始めに、無料で登録できるサイトに登録をした。
そして、
登録直後はなんの根拠もないのに
不思議と妙な自信があって、能天気にも
こりゃあ選び放題じゃーん、と思ってしまった。
初心者の恐ろしいことには
私は女性側からアクションを起こさずに
男性側からのアクションを待つ、といった
暗黙のルールを知らなかった。
だから
今から思えば身の程知らずなのだけれど
いわゆるイケメンハイスペ&同年代もしくは年下の
婚活界優良株の男性数人にメッセージを送りつけた。
しかし
数日、待ってみるも返事が来ない。
私のページを踏んだ跡はあるのに
返事は来ない。
変だぞ?
どこからどう見ても私ってば、条件は良いはず。
だって
息子は成人しているし
家はあるし
仕事もあるし
年収もそこそこあるし
しかもそれなりに可愛いんだし(←オイ)。
けれど、ことごとく無視をされた。
私にアクションを起こして来る男性も現れ出す。
けれど
なんだかなー、な人物もしくは年寄りばかり。
結局
2つのサイトに登録して
6名だったか7名だったかの男性とお会いして、そして
自分のやっていることにウンザリして
サイトに期待するのは止めた。
私にアクションを起こしてくる男たちは
みんな
絵に描いたようなダメ男で
もしくは外国人か
もしくは年寄りだったから。
その中でも
ギリギリ、会ってもいいかも、と思って会ってみれば
写真とイメージが違いすぎて逃げ出したくなる。
逃げ出したいのに
相手に失礼だ、との気持ちが有って
逃げ出せなくて
気の乗らない相手と過ごす数時間が辛かったし。
今、振り返ると
私自身
サイトでは本気で活動をしていない。
プロフの写真は、息子に撮ってもらった
家の中で猫を抱いている写真でもちろん無加工のもの。
「写真そのまんまの人が来た」
待ち合わせた男性は皆、口を揃えて言った。
少し盛った写真を使用していたのなら
趣味の欄に「海外旅行」と書かなかったら
好きな場所の欄に「空港」と書かなかったら
もうちょっと優良株の男性とお会い出来たかもしれないのにね
私ってば
何も分かっていなかった。
選び放題じゃん
とか馬鹿みたいな自信は脆く崩れ去って
私は主戦場をお見合いパーティーに戻し
サイトと平行に頑張ってみるも
そんなうまいこといくわけもなく
自信はどんどん無くなって
ダメな私
価値のない私
愛されない私
との思いに支配されて
再び病院送りになりそうなギリギリの精神状態で
2017年と2018年の年末年始を過ごしていたのだった。
続きます。
ところで、2つ前の投稿の
学生時代の友人からの贈り物
カネボウのミラノコレクション2020 オードパルファムには
こんな意味があったんだって。
ホントだ。
気づかなかったけれど
ガラス瓶に「2020」の文字が刻まれているわ。
あと何年、人生が残っているか分からないけれど
これは一生の記念ね。