一昨々日だったかな?
 
テレビのニュースで、『エアーズロック』が
 
とうとう登山禁止になった、って言っていた。
 
オーストラリアのど真ん中の砂漠の
 
またまたそのど真ん中にそびえ立つ一枚岩。
 
小学生の頃に
 
トランプだったか、カルタだったかの裏の
 
この一枚岩の写真を見て
 
いつかは行ってみたい、と思っていた。
 
 
 
 
それが叶って
 
たった一人で行ってみたエアーズロックは
 
夢のような場所だった。
 
 
 
何が夢のようだったか、というと
 
限定では書かせていただいているのだけれど
 
エアーズロックの空港で
 
留学中の一人旅の二十歳の大学生に声を掛けられて
 
その後、エアーズロック観光中は
 
彼が付かず離れずの距離にいてくれて
 
私たちは親子と間違われるほど仲良しになったこと。
 
 
 
 
 
 
この彼が、なかなか格好良くて
 
なかなか甘ったれで。
 
 
 
 

 

 
彼の他にも
 
一人旅の男子と女子と仲良くなって
 
たった一泊しかしなかったけれど
 
ロッジでの夜は
 
私は3人の子持ち、と間違われるほど仲良くなって
 
何だろうなあ
 
この時の私はもう還暦目の前だったから
 
若い子たちが私を年寄り扱いしないで普通に接してくれたのが
 
本当に嬉しくって、まるで夢の中にいるようだった。
 
 
 
 
たぶん
 
若い彼らには、それは特別なことではなかったのだと思うけれど
 
私には特別なことで
 
今でも思い出すと胸が熱くなって、泣き出したくなる。
 
 
 
例えば、学生時代のキャンプファイヤーの夜のような切なさで
 
それを、還暦目前の私に味あわせてくれた
 
彼や彼女のことを今でも忘れないし
 
彼女は今年も年賀状を送ってくれたし
 
二十歳の彼も、もう一人の彼も
 
私が旅に出た時しかアップしない
 
インスタのストーリーズを必ず見てくれている。
 
誕生日にはメッセージの交換も。
 
 
 
 
 
エアーズロックこと「ウルル」は
 
原住民のアボリジニーの聖地で
 
私が訪れた時にはまだ登山が出来た。
 
 
 
けれど山頂の強風のために登山許可が下りなかった。
 
 
 
登りたかったなあ。
 
 
 
 
 
男子2人は2泊だったから
 
翌日もチャレンジ出来て
 
2人とも、登れたって。
 
 
 
「いいなあ。登りたかったなあ」
 
「ツクネさんには無理でしたよ」
 
 
メッセージを送ったら
 
2人から同じ返事が返って来た。
 
 
 
山頂までは無理だったとしても
 
「度胸試し」と呼ばれる1合目だか2合目までは登れたのじゃないか、と思う。
 
 
その「度胸試し」も登山は禁止。
 
 
もう永遠に登山は叶わないものになった。
 
 
 
 
 
 
遠くから観る「ウルル」は単純な一枚岩に見えるんだけれど
 
近くに行くと、案外でこぼこしていて洞窟もある。
 
写真をブログにはあまりアップしていなかったので
 
何枚か、アップしてみます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
周囲は赤土の砂漠。
 
低木と草が生い茂っていて
 
ウルルと『カダ・ジュタ』以外には高い物は何もない。
 
 
 
 
ロッジ村とアボリジニーが住む村以外は
 
他に町はなく
 
隣の町は300キロも離れている。
 
 
 
地の果て、そんな感じ。
 
 
 
 


 
 
 
周囲をぐるりと撮った動画は31秒。
 
 
 
 
こちらは風の谷『カタ・ジュタ』。
 
 
空港から一番先に向かった場所。
 
感動で背筋が震えた。
 
 
 
トップのツーショットの写真はカタ・ジュタで撮ったもの。
 
 
 
写真
 
隠さないでアップしちゃいます。
 
コソコソしているから
 
掲示板に晒されてしまうのよね?
 
堂々とします。
 
 
私は照れています。
 
素敵な「親子写真」と「家族写真」でしょう?
 
 
 
 
 
 
 
ロッジ村の展望台からは
 
ウルルと振り返ればカタ・ジュタが見える。
 
 
 
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砂漠の夕暮れは、もう言葉に出来ないほど綺麗で
 
旅する人生はやはり最高な人生かと思うし
 
だから
 
死ぬまでには絶対に放浪の旅を実現させたいの。