2017年の1月から3月まで放送された

 

ドラマ『カルテット』に

 

過去最大級に惹きこまれたことは過去記事に何度も

 

書いている。

 

色々あって、限定記事にしてしまった投稿もあって

 

アメンバーさん以外は、お読みになれないけれど

 

とにかく私は

 

ロケ地巡りを2度もしてしまったくらいに

 

このドラマが好きだった。

 

 

 

 

 

 

坂元裕二の脚本。

 

 

 

私がこのドラマのことを何度か書いたこともあって

 

ブロ友さんが、この脚本家が

 

NHKの番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演することを

 

教えてくださった。

 

 

 

私はその番組を見て、この脚本家を詳しく知ることになる。

 

 

 

 

脚本家は、デビュー当初

 

いわゆるトレンディドラマを手がけていたけれど

 

テレビドラマの世界が嫌になり、休養。

 

小説家を目指すものの作品は、未完成のままに終わった。

 

テレビ界に復帰した後は

 

マイノリティー=生きづらい人たちへの

 

メッセージ性のあるドラマを手がけるようになった。

 

 

 

 

見たい、と思った。

 

 

 

 

そこで、坂元裕二の過去作品を調べてみると

 

ほとんど見ていないことが分かって

 

驚いてしまった。

 

 

 

見ていたのは

 

初期の頃の作品の

 

「東京ラブストーリー」や「同級生」

 

「ラストクリスマス」等のフジテレビ「月9」枠の作品ばかりで

 

マイノリティーに光を当てた作品ではなかった。

 

残念なことに

 

これらの作品は、胸がキュンとするけれど

 

魂が揺さぶられそうになることはない。

 

時代に迎合したラブスストーリー。

 

それはそれで、記憶に残るものなのだけれど

 

私は、どうしても「カルテット」で感じた

 

あの、私の心の奥に素足でグイグイ踏み込んで来て

 

しばらくの間、がっちり居座った

 

どうしようもないやるせなさをもう一度感じたくて

 

脚本家を知らずに過ごしてきた幾年かを

 

取り戻そうとするかのように過去作品を探し、

 

忙しい毎日の合間を縫って、見続けている。

 

 

 

 

 

最初に見たのは『Mother』。

 

2010年の作品。

 

JCOMの無料放送で見た。

 

苦しくなって、途中で放棄したくなったけれど

 

最後まで、目をそらさずに見た。

 

 

 

 

 

次に見たのは『それでも、生きてゆく』。

 

2011年の作品。

 

どうしてもこの作品を見たくて

 

フジテレビの有料動画配信サイト「FOD」に登録をした。

 

いちばん見たかった作品だっただけに

 

切なくて苦しくなって

 

布団に包まって転げ回りたくなった。

 

 

 

 

 

3作目は『最高の離婚』

 

2013年。

 

婚活女性や男性にもお勧めの作品で

 

コメディなのだけれど、やはり切なくて死にそうになる。

 

 

 

 

 

4作目は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』。

 

2016年。

 

カルテットの一つ前の作品。

 

 

 

まどろっこしいです。

 

俳優さんたちが若過ぎて、入り込めない部分があるけれど

 

悲しい。

 

 

 

 

 

坂元裕二の書く台詞は

 

物語の流れとは全く関係のない言葉の羅列で

 

その言葉が、余計な説明を一切省いていて

 

とても短いのに

 

それでも流れが分かって

 

それぞれの人物の気持ちが分かって

 

ベタな言葉でしか言えないけれども

 

切ない。

 

 

切なくて切なくて苦しくなって

 

だから、好き嫌いがはっきり分かれる作品が多くて

 

数字だけをみると大ヒット、とは言い難い。

 

泣ける作品が多くて、私はいつも泣いてしまうけれど

 

それでも大好きで

 

見ていない作品はまだまだあるから

 

可能な限り見たい、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

今日、これから見るのは

 

『海が見たいと君が言って』。

 

1994年の作品。

 

ドラマタイトルの入った画像は見つかりませんでした。

 

古い単発ドラマで、DVDにはなっていなくて

 

視聴を諦めていたのだけれど

 

探せばあるものです。

 

Youtubeのはてなダイアリーにありました。

 

感謝です。

 

 

 

 

 

*画像は全て番組HPからお借りしました。