メッセージをありがとうございます。
 
個人的にお返事を差し上げるのが正しいのですが
 
せっかくなので、ここでね。
 
 
 
くださったメッセージ
 
当然のご感想だと思います。
 
だから私は怒っていません。
 
私だって、同じようなことを常々思っていますもん。
 
 
 
 
ただ、ひとつだけ
 
違うよって思うことがありました。
 
それはね
 
私は我慢していないんです。
 
ハルオさんに対しては怒るんです。
 
それも、きちんと激しく、しかもくどくどと。
 
 
だから今朝は、ハルオさんはしょんぼりしていて
 
「洗い物は放っといていいからっ!」
 
と昨夜、私が怒鳴り散らしたのにもかかわらず
 
流し台にそのままにしてあった食器を全部洗って出かけました。
 
 
 
ハルオさんには
 
何度も何度も
 
「余計なことは言わないで」
 
と言っても言っても繰り返します。
 
それが性分なのでしょうから仕方がありません。
 
 
 
私ね、思うのだけれど
 
人生における私の最大の不幸は
 
男性よりも経済力があり
 
しかも
 
男性よりも生活能力も優れている
 
ということなんですよね。
 
 
自分で言うか、って叱られますよね。
 
 
 
でもね
 
事実なんです。
 
 
ハルオさんとの暮らしでも
 
例えばWi-Fiやスマホ携帯の設定やPCの操作、
 
ハルオさんは全然ダメです。
 
私は専門外のウィンドウズまで、面倒をみてあげる始末だし
 
決定的なのは
 
ドアノブが壊れ、その取り替えをハルオさんに頼んだんですが
 
全然できませんでした。
 
結局は私がやった方が早いし理解していたんです。
 
 
建築士なのに、ドアノブひとつまともに取りかえられない。
 
 
一時が万事
 
料理も洗濯も掃除も
 
お出かけの設定も
 
お金の管理も蓄財も世渡りも
 
全て私の方が優れているんです。
 
 
これって
 
私の最大の不幸ですよね。
 
何もかも
 
男性よりも優れているのは女性として不幸なことですよね。
 
 
なぜなら
 
男性は、女性よりも優位に立ちたい生き物だから。
 
(ヒモ体質男は除く)
 
ジェンダー活動家や意識高い系の人たちや
 
有識者が何を言おうと
 
時代がどれほど進もうと
 
男女同権が進もうと関係ないんです。
 
男が女性よりも優位に立ちたいのは
 
遺伝子がそうさせるのだから
 
いくら
 
女性が抵抗しても何をしても変わりません。
 
だから私は不幸なんです。
 
 
女のくせに、自分よりも優れている女を
 
男性は許せるでしょうか?
 
 
許せない男性の方が多いと思います。
 
でも
 
だからと言って、それを目に見える形には出来ない。
 
だから、女性のやることにケチをつけるのです。
 
ケチをつけることで
 
男性は自分の優位性を保ちたいのだと思います。
 
 
えーっ!
 
とか
 
馬鹿じゃん
 
とか
 
思っても仕方がありません。
 
それが男ですから。
 
 
 

 

 
 
その
 
女性には腹の立つ男の物言いを
 
うまく聞き流し
 
うまくあしらい
 
手のひらで転がせる女性が幸せになれるんです。
 
 
いいですか?
 
我慢するのでは決してないんです。
 
男の性質を理解して
 
男の言葉など聞いている振りをして
 
聞き流すんです。
 
まともにとりあわない。
 
そうして
 
陰で舌を出しながら
 
 
男に甘えておだてあげて持ち上げて
 
表面では可愛らしい妻であれば
 
結婚生活は上手くいく。
 
 
 
辛抱じゃないんですよ。
 
騙すんです。
 
おだてて持ち上げれば、
 
可愛がってもらえるんです。
 
守ってもらえるんです。
 
 
男は守りたい生き物なんですから
 
本能を最大限に引き出してあげれば、幸せになれる。
 
 
それが分かっているのに
 
私にはそれがなかなか出来ない。
 
なぜって
 
私自身が男っぽい性格だから。
 
認めてもらいたい
 
褒めてもらいたい
 
何かをしてもらうよりもしてあげたい
 
ありがとう、と言われたい。
 
 
そして
 
何でも出来るから、
 
男性に甘えなくとも生きていけるから
 
男性に優位性を示されると
 
競争心が芽生えて聞き流せなくなる。
 
 
そこです。
 
不幸なのは、そこ。
 
 
 
男なんてみんな同じです。
 
 
相手を変えても大差ありません。
 
 
 
 
男に勝とうなんて思わないで
 
さらりと聞き流し
 
はいはい、言ってりゃご機嫌なんだから
 
そしたら
 
そのご機嫌なヤツから
 
お金を引き出せばいいんです。
 
 
 
 
豚もおだてりゃ木に上る。
 
 
 
 
ハルオさんは幸いにも
 
洗濯も掃除もしてくれるし
 
私に家事は求めていないし
 
お酒も煙草もしないし
 
せっせとお金を運んで来てくれるし
 
逆切れもしませんし
 
私が一人でする分には贅沢しても何も言いません。
 
それに
 
穏やかなひとですから
 
私はハルオさんの無神経さに目をつむり
 
ハルオさんが優位性を示したい気持ちを汲んであげて
 
はいはい、聞き流せば良いの。
 
 
 
分かっているんだけど
 
なかなかそれが難しくて
 
だから、その鬱憤をこうしてブログに書いております。
 
お目汚し、ごめんなさいね。
 
心配してくださってありがとうございます。
 
メッセージに込められたお気持ち、ありがたく受け取っています。
 
これからもどうぞよろしくお願いします。
 
 
 
長くなってごめんなさい。
 
あと、もう少しお付き合いください。
 
 
もう、私も還暦ですから
 
過去の失敗は繰り返したくなくて
 
ご夫婦仲良く暮らしている諸先輩たちのお話を
 
参考にさせていただいています。
 
 

 
 
 
私の文章教室のお友達なんですが
 
文学賞で大賞を受賞した彼女がご主人に
 
大賞を取ったことを告げると
 
ご主人はなんと
 
「今夜の飯はなんだ?」
 
と、それだけを言ったそうです。
 
 
 
円満なご夫婦です。
 
仲がいいんですよ。
 
とても素敵な東大出のご主人は、奥様が優位に立つのを
 
認めたくない。
 
社会的地位のある優しい男だってこうなんですから。
 
男ってホント馬鹿。
 
 
 
 
こんな非情な言葉にも恨みを持たない奥様な彼女を
 
私も見習って幸せになりたいと思います。
 
 
 
写真はとある週末の朝ごはん。
 
成城石井で買った贅酪を飲み続けています。
 
こいつは本当に美味しい♡