「ランキングはみんなが楽しんでいる場なんだから

 楽しい内容だけを書くべきだ。」と言っているひとがいる。




そんなの誰が決めた?





星たちの詩が聴こえる。

みんなって誰?



いろんなひとがいるのよ。

老若男女

既婚者と独身者

子供がいるひと、いないひと

豊かなひと、そうではないひと

健康なひと、そうではないひと

毎日遊んでいるひと、仕事に追われているひと

いつも仲間と一緒のひと

孤独を愛するひと





みんながみんな

ブログに楽しみだけを

求めているのじゃ

ないと思う。







星たちの詩が聴こえる。

自分の病気や愛犬の病気と闘っているひと

家族の介護をしているひと

家族のために必死で働いているひと

悩みをたくさん抱えているひと。





自分の心と向き合うために

ブログを綴っているひとたちがたくさんいる。




苦しみや悩みを素直にさらけ出して

綴っているひとたちがたくさんいる。





星たちの詩が聴こえる。


パグカテランキング参加者は970人。

ランキングに参加していないひとたちを含めると

パグブログの数は2千、3千とあるのじゃないのかしら。





その大部分の人達がごく普通の日常を淡々と綴っている。

あたりまえの幸せとあたりまえの日常の出来事を

何気ない写真にさりげない文章を添えて自然に簡潔に。





星たちの詩が聴こえる。

特別なことなどなくても

毎日を普通に送れることが幸せなことだと

そのことを知っている大多数のひとたちは

いつもの日常を

机の上の日記帳に書きとめるように

ブログに書いている。





それは、仲間と楽しむためではなく

自分自身のために。





そして、誰かのブログに

そっとお邪魔させてもらって

仕事の前や家事の合間

眠りにつく前のわずかなひと時の

ささやかな楽しみにしている。





大多数のひとたちがそうなのじゃないのかな。




みんなで楽しむものだから

楽しいことだけを書くべきだと

享楽のためにブログを更新しているのは

ほんの一握りのひとたちだけなのだけど

そのひとたちが

目立ってしまうひとたちだから

パグのブログ全体が

他犬種のカテゴリのブログよりも浮わついていて

ちゃらり~んとしていると

思われてしまうのは困ったものだと思う。




そして、その一部の目立ったひとたちが

「自分の気持ちをブログに書いたら

 批判されても仕方がない。」と

言っているのは

自分の気持ちに真っ直ぐに向き合っているひとへの

冒涜だと思うよ。




むしろ私は、自分の気持ちを

素直に書き綴っているブログに人間味や魅力を感じるし

悲しみや苦しみを快楽を求めることで誤摩化そうとしない

そんなひとたちが好きだ。