今日は最近読んだ本がたまたま1ハウス的な話かなと思ったのでご紹介。

 

1冊目は「ある行旅死亡人の物語

現金3400万円を残して孤独した身元不明の女性、 あなたは一体誰ですか?   
 
はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。 

「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。

ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化! 

2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。 
現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。   
記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。

たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは? 
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。 
 

Amazonより

 

2冊目は「ある男

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

 

 

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どちらも共通点は「この人は一体誰なのか」ということだと思います。

 

「ある行旅死亡人の物語」では、行政上、行旅死亡人(氏名や本籍地・住所がわからず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指す法律上の呼称)という匿名扱いになった女性の過去や知り合いを調査していく中で、1人の人間の姿を浮かび上がらせていきます。

 

ある男では戸籍も名前も過去も何もかもが違うある男を調査する中で、その人たらしめるものは何なのかということを考えていく内容です。戸籍や名前がその人をその人たらしめるのか、それとも自分の知っているその人そのものや、その人との思い出なのか。

また弁護士の城戸が在日3世であることも自分のアイデンティティとは何なのかを考える要素になっていたように思います。

 

2つとも自分の過去や何かしらの秘密(12ハウス)に苦しみ、それを捨てることによって別の人生を生きていきます。

ある男ではそれによって才能(2ハウス)や趣味(5ハウス)生い立ち(IC)から肩書き(MC)が全て変わってしまいますが、それでもその人はその人なんでしょうか。って考えると本当に1ハウスって深遠なテーマだなと思います。

 

経験してない人には分からないでしょうけど、戸籍を交換して一年も経ったら、本当に別人になるんですよ。

谷口さんって言われても、正直、アレ、俺のこと?みたいな感じで。

過去も一緒に全部入れ替えてしまうから。俺も、戸籍交換するまでは、谷口家の人間のこと、憎んでましたけど、今はもう、他人事ですね。

ある男より

 

自分もこの本を読んで改めて、自分を自分たらしめるものについて考えたら宇宙にまた飛び出しそうになりました。

 

でも面白い2冊なので読んでない方にはおすすめですし、1ハウスとはなんぞや?を考えるきっかけになるかもしれません。

他にもこういうドキュメンタリーミステリー系?のおすすめをご存知でしたらぜひ教えてくださいニコニコ気づき