こんにちは。
子の英語教育には出遅れた、英検1級ホルダーぴりです。
日本史好きマイペース陽キャ 小2長男
実は真面目な努力家 年長次男
体力の低下を実感中の母
2028、2030を仰ぎ見て試行錯誤中
皆様の教育事情、教えていただきたいです
明日は本会場で、英検の一次試験ですね。
がんばってきた受験生が、
実力を発揮できますように
ところで、
学生時代が平成初期だったおばちゃんは知らなかったのですが…
英検に、S-CBTという、
従来型とは違う形式があるのをご存じですか?
ものすごくざっくり言うと、
・自分が選択した会場で
・自分が選択した日程に
・パソコンを使って
英検を受けられるというものです。
※対象は準1級~3級(2024/1時点)
ちなみに、S-CBTとはなんの略?と疑問に思ったのですが、
CBTは Computer Based Test らしいものの、Sは…?
説明を見つけられませんでした。
もしご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
で、この英検S-CBT、
実はかなり使い勝手がよいのでは!?と思いましたので、
メリットデメリットに加えて、
デモを試してみた感想など、書いていきたいと思います。
メリットその①
同一試験期間に、複数回受験できる
英検には、検定期間というものが設定されてまして、
1年が3つのタームに分けられています。
・第一ターム:4月~7月
・第二ターム:8月~11月
・第三ターム:12月~3月
従来型ですと、それぞれの期間に1回ずつ、
つまり一年に3回しか受験できなかったのですが、
S-CBTは、同一タームに2回まで受験可能。
従来型と組み合わせると、
なんと同一タームに3回まで受験が可能となります。
急な体調不良があった場合や、
「どうしても今年度中に〇級を取得したい!」
という場合には大変ありがたい
メリットその②
スピーキングを含め、試験が一日で終わる
従来型は、
一次受験
↓
受かっているかどうかわからないまま、二次対策開始
(落ちているかもしれないと思うから、
どうしても気持ちが入らない)
↓
2次試験の2週間ほど前に、
まさかの一次通過通知
↓
怒涛の二次対策
↓
撃沈
↓
次のタームの一次免除申請
というような流れだったので…
忙しい中、一日で試験が完結するのは、
めちゃくちゃ助かる✨
また、従来型では一次に合格しないと、
スピーキング試験は受けることすら叶わなかったわけですが、
S-CBTであれば、
スピーキングも最初から本番の環境で実践できます。
なおS-CBTの結果は、
1か月半ほどでわかるそうです。
なお、二次(スピーキング試験)不合格だった場合、
向こう一年間、
一次試験が免除される制度があるのですが、
S-CBTでもこの資格は得られるとのこと
さらに、スピーキング試験は、
対面で英語を話す緊張感だったり、
試験官との相性も、
正直なところ、ありますよね。
そういったものと、
機械に音声を吹き込む違和感のどちらを取るか…
かと思います。
デジタルネイティブ世代には、後者のほうがフィットするかも?
メリットその③
会場や日程が選択できる
日時はおろか、時間帯も選べなかったり、
駅から遠い試験会場を割り振られたり
そんな苦労は従来型ならではだったようです。
S-CBTは基本的には毎週末開催されていて、
会場も、申込時に自分で選べるので、
「この日の午前中に、定期券が使える場所がいいなー」
みたいな選び方もOK
真冬の駅徒歩20分とか…大変だったな…
と。
ここまでメリットばかり書いてきましたが、
メリットがあれば、デメリットも存在するわけで。
デメリットその①
検定料がちょっと高い
従来型と比べて、S-CBTは100円(準1級)~800円(3級)高くなります。
この差を大きいとみるか、小さいとみるか。
※2023年度の期間限定「学習支援キャンペーン」として、
~2024年4月1日10時までの申込分は、
各級とも正規検定料から一律100円値引きされるそうです。
デメリットその②
試験の順序が独特
S-CBTでは、試験の順番は決められていて、
スピーキング
↓
リスニング
↓
リーディング・ライティング
の順になります。
いきなりスピーキングなのは…どういうわけなのか…
意図は計りかねますが、
従来型の一次試験前の定番、
「試験開始ギリギリまで単語帳とにらめっこ」は、
S-CBTでも同じでいいのか、
戦略を考える必要がありそうです。
デメリットその③
パソコン操作に慣れておく必要がある
特に小学生が受験する場合は、
英検のために、わざわざマウス操作を練習しておかないといけない、というのは、
デメリットかと思います。
※ライティングに関しては、
タイピングの他に、用紙に書く方式も選択が可能。
ここに関しては、
特にリーディングの長文がどんな感じになるのかが気になったので、
試してみました。
従来型ですと、級にもよりますが、
1ページ以上の長文を読んだ後に、小問に答えますよね。
モニター画面で同じことをしようとすると、
画面を遷移するか、スクロールするかして、
いちいち行ったり来たりしないといけないのでは?
(それって超解きにくくない??)
ということで、デモ問題に挑戦。
スクリーンショットは取れなかったのですが、
画面の左側、3分の2くらいの幅に問題文(長文)が表示され、
小問の表示は、右側に1問ずつ。
工夫されているなと思ったのが、
問題文にマウスを使って線を引いたり、
書き込んだりできるようになっていて。
次の小問に移ったときにも、
前の小問で書き込んだ内容が、そのまま表示されました!
これなら、従来型と同じように、
スラッシュやカッコを使って精読した内容を元に、
ストレスなく回答できる✨
英検…進化していました。
結論:
1時間以上、集中してパソコンの画面とにらめっこしないといけない、
という形式でありますが、
(おばちゃんなので、やっぱり紙のほうが集中できる気がしちゃうんですよね)
入試の要件などで、
「どうしても〇月までに合格する必要がある」という事情がある場合には特に、
S-CBTを使わない手はない!と思います。
↓S-CBT専用の問題集も出ています。
ちなみに。
気になる新形式への対応ですが、
2024年5月実施分からだそうです。
2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアル
新形式になると、
ライティングの負荷がかーなーり上がりますので、
それまでに取得しておきたい、という場合も、
2月~3月に2回、
4月に2回受験すれば、
なんとまだ4回もチャンスが!
※2月実施分の申込は今月23日 10:00までだそうです。
(またギリギリですみません…)
※追記※
駆け込み需要により、
会場によっては、申込できる枠が非常に少なくなっている状況のようですので、
ご留意ください。
近年値上げや難化を指摘されている英検、
いよいよ他の試験(TOEFL、IELTS)に近づいてきたなという気がしています。
日本国外での知名度が上がるといいんですけどね…
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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