会社の人に貰った本で、面白かったです。


前野ウルド浩太郎博士が、アフリカのモーリタニアでバッタ研究をする話。

日本の大学教授の待遇や研究者の実情に詳しい身近な人がいるので、とにかく研究者たちは大変とゆうのは聞いたことがありました。
この本を読んで、本当にいつも金銭問題に直面していて苦労してるんだなぁとよくわかりました。

せっかくバッタ研究に行ったモーリタニアなのに、60年に一度の大干ばつに見舞われた年にあたり、バッタがいない!
別の虫を捕まえて研究の浮気をしてみる。
その捕獲した虫が夜中に忽然と姿を消す。
犯人のハリネズミをとっ捕まえたと思ったら、かわいい〜♡となり飼うことにした。(写真が載っててほんとにかわいかった、、、)
結局研究室のノミまみれになり、水でじゃぶじゃぶ洗ってノミを落とした後自然に返す。

自虐的な語り口が面白くて、研究中の出来事を面白おかしく紹介していて、読んでいて飽きませんでした。

最後のほうで、京都大学の倍率30倍超え研究員の選考に受かったところは、読んでいてブラボー!と一緒に嬉しくなりました。

現在は無事つくばの研究センターの終身研究員として職業としての昆虫学者になられたようです。