<旧記事>80年代、補足~83年組は「不作」か?~

80年代のJ-Popにおいて83年デビュー組は「小粒」、「不作」、あるいは「1年先輩の82年組の壁に阻まれた」という評価がもっぱらだが、必ずしもそうではない。太田貴子、飯島真理、チェッカーズも83年組である。ただ、事実上、84年組のように扱われているだけの話だ。太田貴子が『レッツゴーヤング』で84年からサンデーズに参加していたのが象徴的である。

主な80年代デビュー歌手

1983年
岩井小百合、柳沢純子、大沢逸美、桑田靖子、松尾久美子、伊藤麻衣子、太田貴子、ソフトクリーム(遠藤由美子、天野千英、大塚真美)、武田久美子、飯島真理、ザ・グッバイ、チェッカーズ、尾崎豊、C-C-B、織田哲郎、有頂天、荻野目慶子(レコードデビュー)、大沢誉志幸、杉山清貴&オメガトライブ、宮内タカユキ(81年にロックバンド・WHYとしてデビュー)

ザ・グッバイ、C-C-Bも83年組。また、あの尾崎豊も83年デビューであった。
83年組は2008年でデビュー25周年。伊藤麻衣子は今、観てもデビュー当時と変わらない。

荻野目慶子と荻野目洋子のレコードデビューが1年しか違わないのも意外だが、慶子のほうはもちろん、俳優の仕事が主体で、レコードは『南極物語』のテーマ曲を歌ったもの。
荻野目姉妹は犬の映画と縁がある。
荻野目の荻が萩でないことは、犬との縁で覚えよう。
荻野目洋子も『赤ちゃんに乾杯!』などで俳優の仕事をしているので、結局、姉妹両名とも俳優兼歌手となっている。