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2008/ 8/13 5:17 [ No.357 / 357]

白新高校の不知火は3年間、一度も甲子園に出られなかったのに、それでも神奈川の名投手としてプロから認知され、94年秋のドラフトで日ハムから外れで指名されました(1位指名は山田)。

「白新高校」といえば、『野球狂の詩』にも国立玉一郎に三塁の座を奪われた山井英司が出てきますね。
3年間、白虎隊のまま試合に出場できず、それでも阪神から5位で指名され、断り、スポーツ紙の記者になりました。
山井といえば、水原勇気が女であることを突き止めた記者。

水島新司はこういう裏方の話が得意ですね。
富樫平八郎も新潟西高校時代は日下部の救援でたった1球投げただけでメッツに入団。

梶原一騎原作の『巨人の星』でも、アニメ版では原作にないエピソードで、3年間、地区予選には出ても甲子園に出られなかった悲運の強打者が出てきます。彼の高校は星飛雄馬の青雲高校に雨天練習場として体育館を提供。この悲運の強打者はずっと他の部員を信頼せず、自分ひとりで勝つことにこだわり続けていましたが、星飛雄馬との勝負で考えを改め、甲子園出場のために後輩を指導することにしたようです。

よく考えたら、『侍ジャイアンツ』の番場蛮も作品を見る限り、甲子園には出場できなかったのに、川上巨人から指名されました。



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