張名人こと栩君のお宅に遊びにおじゃましました。

久しぶりにお話がゆっくりできましたが、昔と変わらず芯が強くそして誠実でした。

泉美先生のお料理もとても美味しかったです!




僕が院生時代は栩君の家に良く泊めてもらい碁を教えてもらっていました。

他にも同い年に山田拓自(現七段)、蘇耀国(現八段)がいて都心から実家が離れていた僕は、すでに棋士になって一人暮らしをしていた彼らの家にお世話になったものです。

とにかく遊びたい盛りですからたくさん遊びもしました、しかし一日の終わりには院生で打った対局を一緒に検討してくれました。その時教わった事は昨日の事のように思い出せます。


山田君は実践的で形に拘らない発想力、すぐに結果の出ない着手を問題にされる事が多くあった。


蘇君の感性は独特で何気ない手に敏感に反応したり、自分が考えていた論理的な法則の逆を指摘されたりすることもあった。


栩君の感覚は論理的で僕には一番なじみやすいものでした。石の方向、勝ち碁の決め方…。


院生に中学一年で入った時に彼らはすでに棋士目前のトップクラス、一番下のクラスにいた僕が同じ世界に入ることができたのはこうした友人に恵まれたからなのでしょうね。


そういった昔話、囲碁普及、子供に囲碁の教え方や教育方針。

内容の濃いお話がたくさんできてよかったです。

栩君が効果的とあげてくれた勉強方法をほぼ同じ考え方ができていて安心しました。

棋譜は何度も並べて碁を覚える(そうしないと数字を見るだけになります)

詰め碁は簡単なものをたくさん解く(一番脳の活性効率が良いようです)

最後に栩君独特な勉強方法伝授してもらったので、取り入れてみようと思います。

というか僕もやってみよう~!(笑)


(詰め碁を一瞬だけ見て暗記して頭の中だけで解く、という荒技です)