星降る夜の浜辺でのひとりごと -2ページ目

星降る夜の浜辺でのひとりごと

うつ病患者かわ本音をそのまま詩にぶつけて叫びます。
幻想的なノスタルジジアを求めた詩を書くことも・・。

午後11時
ようやく落ち着く
だがもうあと1時間で明日になる
今日がようやく落ち着いたと思ったら
もう今日は残り少なくなってきている
なんなんだ?この毎日は
したいことを何もしないうちに
どんどん過ぎ去っていく
まるで早回しの映画のように
やりたくなくて
やらなければならないことを
やり続けて過ぎ去っていく
どんどん年をとっていく
周りも自分も…
毎日がゆっくりたっぷり流れていたあの頃
もう二度と無いかもしれないと思っていたけど
本当にもう二度と無いのかな…
それだとあまりに儚いよ
あまりに切ないよ
この苦しくて苦しい毎日に
いつか心の平穏は訪れるのかな
何もかもが古くなっていく
それを味わう暇もなく
それを悲しむ暇もない
この苦しみがきっと終わると信じたい
自分が終わってしまう前に
きっと今までの借りは返してもらえる
そして苦労は報われて
穏やかな日々が始まっていく
きっと、きっと…
恐怖の時間がやってきた
午後9時10時からは地獄になる
孤独で不安な時間の幕開けだ
きっかけは一年ほど前の今頃
強力な不安に襲われてから
その時がちょうど10時頃だった
事前に薬は飲んであるが
思い通りに効いてはくれない
あれから一年間も苦しめられている
この恐怖は実家にいても襲って来る
1人になると襲って来る
だから1人が怖い
1人の時は昼間でも襲って来る
これはいったい何なんだろう
いったい何に襲われているんだろう
以前は全く無かったのに
あまりわかってもらえない
医者にさえわかってもらえない
だけど俺は苦しんでいる
毎晩毎晩ずっとだ!
いったいいつまで続くのか?
いつまで耐えればいいのか?
心の中で叫ぶ叫び続ける
誰が聞いてくれるのだろうか
宛もなく叫び続けながら
薬が効いてくるのをじっと待つ
それしかできず
他には思いつかず
ただ待ち続けた
待ち続けているうちに
やがてまた眠気がやって来た
何も出来ずに耐えているうちに
眠りの中に逃げ込む準備が整った
これもまた何なのだろうか
薬の効果とは寝逃げのことなのか
だとしたらかなりがっかりだ
苦しみを取り除き
本来の活動ができるようにしてほしい
寝てしまうのは活動を停止すること
それはちっとも治していない
ごまかしているだけだ
だから俺は真の治癒を心から望む
今日も午後から休みを取った
休みを取れば今後休みづらくなる
それはわかっていた
だけど無理をしなかった
今日の事だけを考えて
楽なようにしてしまった
今は正解はわからない
どんな選択をしても運次第
そう思える
うまい選択をして
良い人生になるのか
なったとしても結果論なのでは?
どんな選択をしても
運次第でなんとでも言えるのでは?
そう思える
では人生は運次第のギャンブルなのか
そうなのかもしれない
では当たりと外れは均等な確率なのか
誰にもわからない
成功者は本当に幸せなのだろうか
全く違う人生なのだろうか
それとも人知れぬ苦労が
等しく分配されているのだろうか
俺にはわかりようがない
幸せを感じるかどうかは
気の持ちように過ぎないのか
やっぱりわからない
そんなことを思っていると
外の冷え切った空気が
部屋の中までじりじりと冷やしていった
たまらずまたヒーターをつけた
疲れて眠い
今日が終わっていく
起きて仕事をして帰って来た
それだけの
今日が終わっていく
心は物足りなくて
体は疲れていて
思わず部屋を出てみても
家族が眠っているだけで
何の反応も無くて
だけど心は飢えていて
人恋しく思ってしまう
だけど出来ることは
ただ寝るだけだ
そして働くだけの1日が
また始まる
これが日常なのか
俺に用意されたのは
こんな日々なのか
誰に問うたら良いのかもわからず
俺はこうして時間を使ってしまう
これが用意された1日の終わりだとは
療養のためになんとか作り出した休暇
その休暇もいよいよ終わりが近づいている
例によって今回の長めの休暇でさえ
何かが出来たわけではなく
平凡な日常をただ繰り返すしかなかった
これは予想していた通りでもある
こんな質素な生活でよかったのか
どうするべきだったのか
できるだけ何もしないことだと思ったが
これでよかったのか
例え療養できたと感じなかったとしても
仕方なかったのか
それともどうすればよかったのか
納得出来れば良かったが
納得は出来そうにない
真冬の強風が窓をたたき続ける
粉雪が舞う深夜に
すきま風に震えながら人生に震える
どうしてこんなに無力なのか
立ちふさがる運命の壁に
為す術もなく立ち尽くす
そしてまた眠りに逃げ込んで
残り少ない休暇の朝を迎えることになる
連休がもうすぐ終わるが
やはり連休はいいものだと思った
その反動は最終日の夜に来る
眠れぬ深夜は孤独の時間
静かな部屋にヒーターの音だけが
低く鳴り響いている
この孤独と明日への恐怖は
深夜には紛らわす方法が無いから
だけど受け入れる力も無くて
いつもより多めの薬に頼ってみた
誰にもわからない苦痛
深夜にひっそりと耐え忍ぶ
解決には多くの犠牲が必要で
それを選ぶ勇気もない
逃げしたくても逃げ出せない
中途半端な状態が続く
問題は複雑なのだ
何かを拾うには
何かを捨てなければならない
難しい選択を迫られる
捨てられるものが…無い
薬を飲み過ぎて眠気が来ている
明日何かができるような気はしない
このままでは無理だと言ってほしい
会社の方から言ってほしい
そうすれば覚悟を決めやすい
馬鹿な事もしなくて済むだろう
明日はそういう日であってほしい
それが望みだそれで救われる
明日は救われますように
昼間うたた寝したせいか
連休でも休まらない気持ちのせいか
深夜になっても眠れない
やるべき事もやりたい事も無く
真っ暗な部屋で横になる
安らかな心地良い眠りを得ている大人は
いったいどれくらいいるのだろうか
ひょっとしたら少数なのかもしれない
明日はかなり冷え込むらしい
などと語る相手もおらず
真っ暗な部屋で闇を見つめる
睡眠薬に手を出して
闇の時間を終わりにしようか
ただ、この静寂は名残惜しくもある
この静寂は安楽に通じているのか
孤独の地獄に通じているのか
最終電車の通る音がして
連休最後の1日が始まろうとしていた
そしてついに睡眠薬に手を出して
最後の休みを迎えることにする
連休が過ぎ去っていく
あれだけ楽しみにしていたのに
特に何も出来ずに終わろうとしている
やってみようとはしたが
連休前から渦巻いている狂気が
連休中にもおとなしくならず
不安と狂気に飲み込まれ
ほんろうされ、まどわされ
時間を無駄に使ってしまった
不安が強すぎて何も出来ずに
時間だけが過ぎていった
何というもったいないことをしたのか
もう二度と今日は来ないというのに
貴重な限られた人生という時間を
恐怖に震えて過ごしてしまった
取り返しがつかないとわかっていながら
何もせずにただ震えていた
このままでは後悔するだろう
だけど正気を取り戻せるのかはわからない
このようにしているうちにも
時間は過ぎ去っていく
会社を休んだ午後に
久々に散歩に出かけた
休職していた頃に毎日歩いた道
同じ道を歩いてみた
同じ道を歩いても
懐かしいけど心は晴れなかった
冬の弱々しい夕日を眺めながら
一年前を思い出しながら
心の中を整理するように
言葉に出しながら考えた
何も答えは出なかった
冷たい風が強くなり
夕日に向かって帰る
明日のことが浮かんできても
考えを振り払いながら
ただ歩き続けた
会社に行けず昼まで動けず
そのせいかまだ眠れない
また睡眠薬に頼ろうか
でもまた動けなくなるかも
でももうどうでもいいかも
どうにでもなれ
そのくらいの気持ちが必要かも
そのくらいじゃないと続けられないだろう
まったくもって
家族の為に苦しんでいるのに
家族からねぎらいの言葉は無い
むしろ情けないとさえ思われている
そんな気さえする
ほんとは励ましてもらいたい
そうすればもうひとがんばりできそうだ
現実には役立たずを嘲笑するような
視線と態度を感じる
誰のためだと思っているのか
言ってやりたいが
言っても無駄に思える
そんなことを考えるうちに
また1日が終わり
また睡眠薬を飲む
そして戦いが始まる