◆「天皇陛下のお言葉」東日本大震災・追悼式 | もう一度あなたに愛たい~星になった言の葉~

◆「天皇陛下のお言葉」東日本大震災・追悼式

ご訪問ありがとうございます。天野使音です。



東日本大震災から3年が経ちました。


3年経った今も変わらない現状、

苦しくなった現状に・・・

心が痛みます。


3月11日、政府主催の追悼式が、

東京都千代区の国立劇場で営まれました。


天皇陛下のお言葉、安部首相の式辞、

遺族代表の3人の方の言葉が、

毎日新聞に掲載されました。


その中で天皇陛下が、

「国民皆が心を一つにして

寄り添っていくことが大切と思います」

と話されました。


国民のひとりとして、

私自身も微力ですが

寄り添っていける人になりたいと想い

天皇陛下のお言葉全文を

転載させていただきます。

天皇陛下のお言葉

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「天皇陛下のお言葉」


本日、

東日本大震災から3周年を迎え、

ここに一同と共に、

震災によって失われた人々とその遺族に対し、

あらためて深く哀悼の意を表します。


3年前の今日、

東日本を襲った巨大地震と

それに伴う津波は、

2万人を超す死者、行方不明者を生じました。


今なお多くの被災者が、

被災地で、

また、避難地で、

困難な暮らしを続けています。



さらにこの震災により、

原子力発電所の事故が発生し、

放射能汚染地域の立ち入りが

制限されているため、

多くの人々が住み慣れた地域から

離れることを余儀なくされています。


いまだに自らの家に帰還する見通しが

立っていない人々が多いことを思うと

心が痛みます。



この3年間、

被災地においては、

人々が厳しい状況の中、

お互いの絆を大切にしつつ、

幾多の困難を乗り越え、

復興に向けて懸命に努力を続けてきました。


また、

国内外の人々が

こうした努力を支援するため、

引き続きさまざまな形で尽力していることを

心強く思っています。


被災した人々の上には、

今もさまざまな苦労があることと察しています。

この人々の健康が守られ、

どうか希望を失うことなく

これからを過ごしていかれるよう、

長きにわたって国民皆が

心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。


そして、

この大震災の記憶を

決して忘れることなく子孫に伝え、

防災に対する心掛けを育み、

安全な国土を築くことを目指して

進んでいくことを期待しています。


被災地に

一日も早く安らかな日々の戻ることを

一同と共に願い、

み霊への追悼の言葉といたします。


(12日付、毎日新聞より転載)



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原発事故による避難の長期化で

今もなお増え続けている震災関連死の方を含めると

東日本大震災で犠牲になられた方は、

2万1000人を超えました。


多くの尊い命が消え、

癒えない傷をかかえたまま

くるしい生活をしてみえる現状には、

こころが、とても痛みます。


大切な人が亡くなる悲しみは

消えることのない深い痛みです。


一日も早く安らかな日々が戻りますように

こころよりお祈りしています。


天野使音 拝