遅くなったし、夕食はここで食べて帰ろうか。
オムライスのお店の前で、子供たちが立ち止まりました。
お子様セット！オムライスが食べたい！
お店の中では静かに待つって約束できますか？ うん！
うん！ 約束が守れなかったら、すぐにお店を出ます。 分かりましたか？ うん！ うん！ 約束をきちんと守れたら、明日はアニマルカイザーをしに行こうね。 うん！やったあ！ やったあ！やったあ！あにまるかいざ！私たちは、オムライスとパスタのプレートをチョイス。
子供たちは、二人ともお子様セットのカレーをチョイス。
オムライスよりカレーの方が大好きな子供たち。
メニュー表にカレーがあるのを見て、即変更。
どれも、凄く美味しかったです。
子供たちも、満足げにしています。
ご馳走様でした。
買い物を終えた頃、mayちゃんが急にお手洗いに行きたくなりました。
仕方がないので、私たちは二手に分かれる事に。
お母さんとmayちゃんの、女の子チーム。
私とstarは、男の子チーム。
女の子チームがお手洗いに行っている間に、男の子チームは一足先に
車に戻るつもりでした。
ところが・・・
トイレ！！ えっ！？私が反応した瞬間、手の力が緩んでしまいました。
その隙に、starは私の手を振りほどき、一目散に走り去ってしまいました。
荷物を持ちながら、後を追ったのですが・・・
あっという間に、見失ってしまいました。
私は、きっとお母さんの元に向かったと思い、妻の携帯に連絡。
でも、starは来ていませんでした。
私は妻の元に合流しましたが、やはりstarは来ていません。
すぐ近くにある、別のトイレに走りました。
しかし、そこにもstarの姿は見当たりません。
starは迷子になっても、自分が迷子になった自覚はありません。
いっそ大泣きしてくれれば、すぐに見つかるのに・・・
万一のため、starには必ず目印を持たせています。
お気に入りの、トミカの財布。
財布の中には、starの名前と私の携帯電話の番号が書かれています。
インフォメーションに行って迷子の放送をしてもらおうか。
赤と黒の帽子に、トミカの財布を持った5歳の男の子をお連れ様がお待ちです。
ふと、まだ確認していないトイレがあることを思い出しました。
今いる場所からは一番遠い、フロアの一番奥にあるトイレ。
前にこのショッピングモールに来た時、そこのトイレを使いました。
私は、そのトイレに駆け込みました。
ここにもいなければ、インフォメーションに行こう。
中に入ると、starがいました！
starちゃん！お父さん探したんだよ。 お父さんも、お母さんも、心配したんだよ。 トイレ！トイレ！トイレに行きたかったんや！私は、急いで妻に連絡。
何とか、事なきを得た私たちでした。
何事もなく、すぐに見つかってほっと胸を撫で下ろしました。
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