【Episode 0】 ~パパ・ママ編~ | star☆mayのブログ ~2人の自閉症児とうつ病の妻を抱えたパパの奮闘記~

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自閉症と診断された2人の子供。
うつ病と診断された妻。
家族が、家族であるために。
右往左往しながらも、とにかく前を向いて、
一歩づつ、一歩づつ歩んでいます。

※ 本文中には、「のろけ」としか読み取れない文面が含まれており、不用意に読むと火傷をする恐れがありますので、ご注意下さい。


私が妻と知り合ったのは、今から約15年前。
私と妻の互いの友人からの紹介で、4人で一緒にスキーをしたのがきっかけ。
その翌日、妻と二人きりで会う約束をしました。
その歳、妻の友人から、妻の事を色々と聞き出したのですが・・・

今時珍しい、古風な性格。
タバコを吸う人は苦手だから、目の前では吸わないようにね。
えっ・・・
当時の私は、タバコを結構吸っていました。
初対面の日、思いっきり吸っちゃいましたよ。

私達は、お寿司屋に行ったのですが・・・
生魚駄目、魚卵は駄目、ウニ駄目、タコ・イカ駄目、海老もあんまり・・・
結局、食べられるのは玉子くらい。

これじゃ、第一印象は最悪だろうし、きっと嫌われたかな。
数日後、私は駄目元で妻に電話をしたのですが・・・
どうやら、妻も私に嫌われたと思っていたらしく。
御互いに誤解も解け、次に会う約束をしたのでした。

この日から、私と妻との遠距離恋愛が始まりました。
2週間に一度、兵庫と広島をお互いに行き来する日々。
当時はまだ、携帯電話の通話料無料のサービスが無かった時代。
電話代も相当かかりました。

妻は、私が今まで会った事の無いような「変わった子」でした。
会話していると、突然話が飛んだりするので、ついて行けない事が度々。
私が冗談を言っても、全く通じません。
冗談である事を一から説明して、やっと理解してもらえるのです。
でも、そんな妻の全く想定外の反応が、私にはとても新鮮でした。
ある日、妻はすごく豪勢なお弁当を作ってきてくれました。
妻は、親に大部分を手伝ってもらった事をその場で告白。
わざわざ言わなくても、黙ってたらバレないのに。
私は妻の、嘘の付けない誠実さに惹かれたのでした。(※)

※ 私が妻の中に感じていた、不思議なもの。
   後に、それらがアスペルガーの特性だと気付く事になる訳ですが・・・

結婚前、妻が看護学校時代に病気になった事をお義母さんから聞かされました。
妻が補聴器を付けているのも、初めて会った時から知っています。
でも、妻は優しくて素直で純粋で、誰よりも私を好きでいてくれる人でした。
そして、私はそんな妻の事が好きでした。

こうして、私たちは結婚する事になりました。
それと同時に、私の全面禁煙生活も幕を明けました。
この後、3回の流産を経て、私たちは待望の赤ちゃんを授かります。
長女、mayの誕生です。
結婚してから、実に4年後の事です。





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