174日目の奇跡~高森紫乃「ピアノリサイタル」@渋谷LOFT HEAVEN~ | 約束の地をいつか通過点に

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5月25日(土)に行われた

高森紫乃ピアノリサイタル

を鑑賞してきました。

 

開演がお昼の12時30分というちょっと珍しい時間のスタート。本人曰く「朝起きて、そのままふっと出来るから」とあまりこだわりはなかったようです。しかし、昼間に緩やかに行われる…最終的にイベント内容とマッチした時間帯だと感じたものでした。

 

ということでお昼前に出発。

あ、暑い。渋谷はあまり詳しくないのですが、日差しを避けて「渋谷ヒカリエ」内をうろうろ、会場のロフトヘヴンを目指します。途中、ヒカリエ内でタピオカ屋さんを見つけ、喉も乾いたし飲もうかな…と、ふと傍らにヒデさんをお見かけしました。

黒糖タピオカミルクティー、なかなか美味しかったです。(並ぶことなく買えましたが、帰りにこの店の前を通りかかったところ長蛇の列)

 

着弾。今回の整理番号は37番。

入場して一段高い場所の最前列、下手側に着席。表情は横顔ですが、手元がよく見える場所でした。

 

ステージでまもなくその音色を聴かせてくれるグランドピアノが、静かにその時を待ちます。どのような旋律が奏でられるのか、期待が高まります。

 

座席レイアウトで今回特徴的だったのが「座席間の各所に小さなテーブル」が設えられていたこと。これってもしかすると「何か飲みながら、ゆっくりと楽しんでね」という紫乃さんからのメッセージなのかな?と。普段のライブハウス公演では「終演後にドリンク交換」を常としていますが、ならば、と今回は開演前にドリンクを交換。飲みながら楽しむことにしましょう。

 

そして開演。

  • GLORIA~希望の光~
  • いのちの名前
  • In Memories
  • Taking a train
  • ヘブンズウェディング
  • アラベスク第1番 ドビュッシー
リサイタルというと文字面から「堅苦しい」とイメージしがちですが、この日のリサイタルはトークコーナーもたっぷりある楽しいイベント。テーブルの用意をはじめとして、幅広いジャンルの選曲、心地よい椅子席、披露される曲についてのコメント、最近のカメラロールからの画像紹介(しゃくじょw、お寿司のネタがオヤジw)…みんなに堅苦しく感じず、なによりもみんなにこの時間を楽しんで欲しい、みんなで音を楽しもう、という紫乃さんの想いが存分に感じられました。
 
アンコールで今日披露された曲からもう一度演奏することとなり、選ばれたのが"Taking a train"。私もこの曲に挙手。もちろん、どの曲も素敵でしたが、初めて聴いたこの曲が持つメロディラインの美しさをもう一度聴きたいとなったもの。紫乃さんは別の曲の人気が高いと読んでいたようですが、「え!意外?」の発言。
ただ、どの曲にも同じぐらいの量の拍手が(最初は拍手の量で決めようとしましたが、差が判らず挙手に変えたのです)あり、幅広くみんなが楽しめたことを証明できたシーンだったと思います。

 

リサイタル、具体的な発表こそありませんでしたが、今後も続けてくれそうです。

そしてもうひとつ、月に一回「金曜日の夜」に定期的なイベントが行われることが発表されました。

「ボーカリスト紫乃~歌と癒し、時々お喋り~」

じっくり聴かせるタイプの曲を披露してくれることが多い紫乃さん、一週間の終わりに心と身体の疲れを癒してくれるイベントになりそうですね。

 

この日の衣装(トップ画像)はこのイベントのために用意されたもので、リサイタルにふさわしい素晴らしい衣装でした。この衣装、なんとお母様のドレス、しかも買ったのはおばあ様とのこと。もちろんリメイクなどされているようですが(肩パットを外した?)、まったく時代を感じさせない素敵な衣装でした。ご家族が愛用されたものをこうして受け継ぐ、実に心優しい紫乃さんらしいエピソード。ご家族もきっと喜んでくれたのではないでしょうか。

 

終盤にサプライズ。会場に来ていたのんちゃん、ひぃちゃん、かえちゃんからバラの花束贈呈。ひぃちゃんがスマホで動画を撮っていたので、近日ひぃちゃんねるで披露されそうな予感。

 

グリーティングに参加。伝えたいことは山ほどあるのですが、本人を目の前にするとすべてがぶっ飛んでしまう悪い癖が発動(笑)

グリーティングお開きの挨拶まで見届けて、会場を後にしました。

 

足の負傷というアクシデントがピアノに対峙する切っ掛けとなり、新しいイベントとして結実したこの日、5月25日。昨年の12月2日から数えて174日目の奇跡に立ち会えたことに感謝します。紫乃さん、お疲れ様でした、そして期待を大きく上回った楽しい時間をありがとうございました。

 

ねじ曲がりもがいた時間も無駄じゃなかった。

 

この言葉で締めたいと思います。