企業との臨床研究、利害関係明示を…高血圧学会
(2013年5月26日12時39分 読売新聞)
製薬会社ノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」の効果を調べる臨床研究に同社の社員が深く関与していた問題を受け、日本高血圧学会(理事長=堀内正嗣愛媛大教授)は25日、臨床研究の公表にあたっては企業との利害関係を明示するなど、透明性を高めることを決めた。
具体的には、製薬企業が臨床試験や臨床研究に資金を提供する場合、研究者は共同研究契約などを結んで関係を明らかにすること、研究者が大学と企業の双方に籍がある場合は、利害関係が強い企業の肩書を公開することなどを求めた。
この問題では、2011年の日本高血圧学会誌で千葉大が発表したディオバンの臨床研究に、ノバルティス社の社員が協力していた。同学会は、論文の責任研究者の意向でデータの検証を進めており、6月中にも結果をまとめるという。
この事件に限らず、医者が処方する薬に関しては、製薬会社の作成した効果表みたいなものがあって、それはほとんど製薬会社が自分のところの薬を売りたいために、偽造したものが多いという話を良く聞きます。
製薬企業ノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」という薬の臨床結果を、この製薬会社の社員が、身分を偽って研究データの解析にあたっていたとのことですが、その評価がいい加減きわまりないもので、従来の薬に比べ、脳卒中や狭心症が45%減るというものでした。
この嘘のデータが宣伝に利用され、この会社は1000億円の売上を上げたとのことです。
処方薬の治験や臨床検査には、製薬会社から大学の教授等に多額の寄付金がおくられるということは、みなさんご存じのことと思います。
その薬の治験や臨床検査結果の数字は、自分のところが開発した薬を売りたいがために勝手にねつ造した数値が、教授等の論文に掲載され、お金が動くというシステムなのです。
テレビドラマなどで、悪徳医者が製薬会社から金を受け取るシーンをよく見かけますが、実際の話、ドキュメンタリーなんです。
とくに「大学病院」や国の専門病院はその傾向が強いのではないでしょうかね。
そう考えると、「患者は金を生む卵」のような存在としか、医者には見られていないんですね。
まあ、全部の医者がそうだとは言いませんが、とくに大学病院の教授と名のつく偉い先生は、患者より研究論文のほうが大事!と思っている人が多いんじゃないですかね。
"研究論文のためには、「お金」が必要!”ということですね。
それじゃ、明日もみなさんにとって良い日になりますように
Good Day