天竜茶、日本の茶業界の未来を探りたい‼️ | 縄文家族|天竜楽市

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天竜川流域に岩宿、縄文の昔から連綿と続く山暮らし。

大祖先から受け継いだ五万年持続する森と共生するサスティナブルライフを未来の子供たちへ伝えましょう‼️





霧雨が降ったり止んだりの横川です

天竜茶、春野の茶、天竜抹茶いずれも試飲頂けますよ(o´・∀・)o

先ほど道の駅を訪れた農協の職員さんに『龍川在来 夏摘み』水出し茶を飲んで頂いたところ…
「え、これが二番茶ですか⁉️」
「これが二番茶ですか⁉️」
と二度聞きされてしまいました‼️

いつも天竜茶を飲んでいる人だからこそ、わかるクラスを超えた深い味わいと香り、豊かな旨味。

「いつも天竜茶を飲んでいるよ」
「うちでお茶作っているよ」
そんな人にも是非、一度味わって頂きたいのが横山町平賀義行師の天竜茶

農協さんとの話の中で、今年は収量が少ないうえに茶価が低く、茶業界全体が苦労していると話題に。

そうした中、やはり希少品種をしっかり作り込んでブランド価値を高めていくことが大切だと再確認しました。

茶価が下がる→茶園管理のコストを下げる→品質が落ちる、の悪循環から脱却するためには、自前の販売力、茶園の管理体制強化、販売の前線から品種、売れ筋などお客様からの情報を生産現場へフィードバック…
6次産業化、畑、茶工場、販売が一体となった体制強化が重要です(と、いうより大なり小なりそうした体制を構築していかないと茶業界では生き残れない、というのが識者の一致した見立てになっています)

昨日、天竜区内のある量販チェーンの茶葉販売コーナーを見に行ったら、掛川、牧之原、そして川根茶ブレンド(川根産50%と牧之原などの茶葉を使用)など深蒸し茶がズラリと並び、天竜茶も浅蒸し茶もゼロ。何故だか知覧茶は置いてありました…

以前から申し上げておりますが、県外の日本茶ファンの間では天竜茶は有名。
静岡県の産地の中でも「天竜茶」のブランド価値は頭一つ抜けています。

県外から天竜へお茶を買いに来る方で驚かれるのが…「有名産地のはずなのに、どこにも天竜茶の看板や幟が立っていない…」

静岡県の茶は国内シェア41%、つまり静岡茶は日本全国で消費されているのです。
だから本来は全国の茶消費動向の情報を集めていかないといけないんです。

天竜楽市で扱っている春野の茶も、有機栽培茶でこれだけ香味のしっかりしたお茶は、全国的に見てもそう多くはありません。

あとは、どうやって皆様にその美味しさを伝えていけば良いのか?
そして、良質でお値段以上の価値ある茶葉を永続的に作る体制を築いていけるか?
ここが当面の課題です。

そんな話も踏まえながら…「雨の中、何やってんだ~⁉️」と横川へ顔を出して頂ければ幸いです。

美味しいお茶をお淹れ致します( `・∀・´)ノ ィヨロシクー

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ここ数年、鹿児島県の猛追に遭い、茶葉生産量の国内シェアをジリジリ下げてきた静岡県ですが、2018年の最新データでは生産量が前年比8%増と反撃に転じ、二位鹿児島県との差を再び引き離しています。


特に、価格の高い一番茶が15%増と大きく伸びており、高級茶の需要も下げ止まってきた感もあります。


ただし、生産量増加によって茶価は引き続き下落。
生産量増加は好天による影響も大で、茶葉の需要が伸びて生産者の増収増益に繋がったかは未だ微妙なところです。上述のように2019年は収量減でも茶価は下げ止まったままで、静岡県の茶業界は厳しい状況にあるようです。


18年の全国的な茶葉生産量は主要11府県で8万1500t

別の統計では08年から17年にかけて国内茶葉生産量は16%減、17年は7万800tとなっています。
長期的な減少傾向を脱し、近年は横ばい基調から微増に転じており、国内の茶葉生産量は復調の兆しが見えています。


一方、市町村別生産量では鹿児島県南九州市が一位、牧之原市、島田市がこれに続きます。

南九州市はこれまで、ブレンド用茶葉として静岡県内産の茶に混ぜて販売されることも多かったのですが、西郷どんをキッカケに三ブランド(南九州市は知覧町など三町合併で発足)を統一し、『知覧茶』として大々的にブランド販売を開始、急速に知名度を上げています。


ブランド別生産量では知覧茶がダントツ一位ですので、複数のブランドが乱立している静岡県内産地は一層ブランド力を高める対策が必要でしょう。

知覧茶が『南九州茶』ではなく、旧町名の一つである知覧に統一したことは、茶のブランドが伝統的地名に基づいている方が有利と判断したからでしょうか?


一方、茶の消費金額で一位は静岡市、二位が浜松市となっています。

浜松市の茶葉生産量は、直近のデータを見ていないのでわかりませんが、少し前のデータでは生産額で全国の1%ほど。
天竜・春野の茶は比較的単価が高いので、生産量は300~400tといったところでしょうか。


天竜茶は、生産シェアの割にはブランド認知度は高い方なので、全国的にシェアを伸ばせる余地は十分にあると思います。

浜松市は茶葉の一大消費地ですから、天竜・春野の茶の需要を地産地消で拡大出来るポテンシャルがあります。


鰻や餃子の購入金額で全国一位を争う浜松市ですが、茶でも日本一をPRすることが可能です。

全国茶品評会普通煎茶4kg部門で浜松市が二年連続産地賞を取っている事実も追い風になるでしょう。


また、海外市場に目を向けると、有機JAS認証茶園のシェアで抜きん出ている春野の茶は、輸出拡大にアドバンテージがあります。


海外で需要が伸びている抹茶、玉露、高級煎茶の生産に対応している良質の茶葉産地であることも天竜区の強みです。


茶葉の世界生産量は2017年のデータで581万1631t、これは過去最高の数値で2008年比47%増という急激な成長を遂げています。


中国、インドでの消費も急激に拡大していますが、アルコールが飲めないイスラム圏で需要拡大、また茶葉の生産に適さないヨーロッパが一大消費地で茶文化が根付いています。


世界中で毎日、20億杯強のコーヒーが飲まれているようですが、茶の消費は毎日50億杯を超えているとされます。


世界で需要が拡大している茶ですが、生産に適した産地は限られています。

良質の茶葉産地となると、更に限られてきます。

静岡県浜松市天竜区は、気候条件、標高含む地形、地質など、最高品質の茶葉を栽培可能な諸条件の揃った世界的にも稀有な産地の一つなのです。


日本の農林水産省によると、茶は食品ではないので飲まなくても死んでしまうわけではないから、農作物としての優先順位は高くないそうです。


然し、世界的に見ると、茶を飲まなくてはいられない人達が大勢いるようです。


アヘン戦争は、どうしても中国から茶を買わねばいられない英国が、莫大な貿易赤字を解消する為に仕掛けた貿易戦争が発端となっており、茶を巡る争いは大東亜戦争にまで影を落としています。


アメリカ独立戦争の引き金となったボストン茶会事件は、茶貿易を独占する英本土への不満が爆発したものでした。


ヨーロッパの人々が初めて茶を輸入したのは、日本の平戸からでした。最初は日本の緑茶を飲んでいたそうです。


地球上で最も金のかかる道楽は“茶”であると云います。


中国福建省最高級茶葉は100g1000万円と云いますが、茶器もまた高価なものには天井がありません。


茶産業には可能性があります。

天竜区には茶に命を懸けている茶師が何人もいらっしゃいます。

夢物語ではなく、データ敵にリアリティーを伴った成長戦略を描き出せる…天竜区の茶業の可能性は無限です。


雨の日が続くお客様まばらな横川。


まだ「お茶を買うなら天竜」と思っていらして下さる方は僅かですが、お茶を買う予定もなく、フラりと立ち寄った道の駅で「このお茶は買わずにいられない」と思って下さる方がいます。


どんな品種の茶が新規顧客にはウけるのか?
急須やティーポットもないのにリーフ茶を買って帰られるほどの衝撃を与えられるお茶とは何か?

今求められ、これから植えるべき品種は何か?
どのように畑を管理すれば、多くのお客様が「旨い❗」と言って下さるお茶が出来るのか?
売れるお茶の傾向とは何か?

不特定多数の人に毎日、天竜・春野の茶を試飲して頂くことによって、単に店頭に並んだお茶が売れていくPOSデータより濃密な情報が得られています。


それは、今までの茶業界の常識を翻す衝撃的なお客様の生の声。

関心ある人にコソっとお話しますね、横川で。