未婚シンママ 福岡県内番外地

未婚シンママ 福岡県内番外地

同棲→妊娠→婚約破棄→2014年3月に未婚で出産。
現在、弁護士と共に婚約破棄の慰謝料請求や養育費等の話をが決着→2019年冬に1型糖尿病発症

  閲覧ありがとうございます。しゅんと申します。


  2014年3月に娘のハルを未婚で出産しました。


  未婚の成り行きや弁護士とのやり取りを始め、

  妊婦期や出産などの事も記事にしています。

 

  気になる出産費用や弁護士費用なども細かに

  記事にしていますので、ご参考になれば幸いです。

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お泊まり保育の1日目。

揚げ物ばかりの夕食を食べた娘。

揚げ物ばかりの夕食にドン引きした母。


母はインスリンを娘に打ち、低血糖or高血糖の心配をした。

母だけでなく園長も心配したので、

保育園に泊まりたい娘を帰宅させず、母が園に泊まることにした。



園長が用意してくれた、別室の私の布団
枕とブランケットは持参。

21:30よりここで過ごしました。


23時頃に血糖値の変動があったので
園児がごろ寝している部屋へ行ったり来たりしてると…




結局、私のところで寝ることになった  ハル。


おねしょ防止の為にトイレ誘導で数名の園児を起こすらしい。

私が来ていることを他の園児に見つかりたくなかったので、寝ているハルをこっそり連れてきてもらった。


このまま、朝の5時半まで過ごし

こっそり園児たちの中に戻して、私は一旦帰宅。

そして7時に朝食のインスリンで再び園に。


「お母さーん!私、お母さんと少しだけ寝たね!」

「そうやねー。ハルはお友だちとも寝たん?」

「うん!お友だちと一緒にいっぱい寝た!」


…よしよし! うまく記憶が改ざんされているニヤリ


その日はそのまま通常保育。


夕方に迎えに行き


「お母さん!お土産にビーズ買ったよ!ブレスレット作ってあげるね!」

キラキラしたビーズセットを海響館の袋から出して見せるハル。


「お母さんに作ってくれるん?ありがとう!」


無事に終わって良かった。

最大の難関 突破!










結論、お泊まり保育は無事に参加できて

「お母さーん!楽しかったー!」

と、ハルはお迎えの時に
私の手を取り顔を見上げながら笑顔を見せた。




お泊まり保育の午前中


門司港レトロを散策。

昼食はどこかで瓦そばを食べる。

看護師が同行していたので、インスリンの単位は私と看護師が電話で相談して決めた。



昼食の後は下関市の海響館という水族館を見学。

そこではお土産を買うという買い物体験があった。

用意する設定金額は650円。

何を買ってくるのかとても楽しみにしていた。



移動のバスでぽたぽた焼きがおやつとして出された。

その時のインスリンも看護師と私が電話をして決めた。



そして、夕食。

看護師はパートなので、夕食時はすでに不在。

入浴と夕食をするホテルへと私は向かう。


そこでのメニューに私は驚いた。


エビフライ
コロッケ
フライドポテト
ハンバーグ
ポテトサラダ
プリン
ごはん100g(147gあったものを私が計り減らした)


なんてハイカロリーなメニュー!!


夕食を済ませ、トレシーバ(時効インスリン)を打ちに駆け付けた時に血糖値コントロールを万全にする。

そして就寝前に血糖値が正常範囲内でなければ連絡。

と なっていたが

あまりにもハイカロリーなメニューに不安しかない。


一体、このメニューに何単位打てばいいのか…。

悩んだ結果、血糖値も300台だったこともあり6単位打つ。

普段は多くても3単位程なのに。



実は、このお泊まり保育にもうひとつ提案があった。

ハルを連れて帰る他にもうひとつの提案。


それは、私が泊まること。


揚げ物ばかりのメニューに6単位打って、正直不安でしかなかった。

でも、連れて帰りたくはない。


「ハルちゃん、やっぱり連れて帰りますか?」

園長は言う。

「いえ、1日だけ高血糖でも大丈夫です」

連れて帰らない旨を告げると


「お母さん。
どうしてそんなにお泊まりにこだわるんですか?」


耳を疑った。

どうして そんなに泊まらせたいの?と言った?


理由を聞く?

答えはひとつしかないだろう。


「本人の気持ちを尊重しているんです。ハルがみんなと一緒にお泊まりしたいと言うからです」


それ以外になにがある?


数年間、一緒に過ごしてきたお友だちと一晩一緒に過ごす。

寝る前も起きた時もすぐ横にお友だちがいる。

お友だちが大好きなハルにとって
絶っ対に楽しいイベントではないか!

たった一度のお泊まり保育を経験させてあげたいだけだ!

「ハルちゃん、お母さんと帰るのはいや?」

園長はハルに問う。

「いやだ。泊まりたい」

即答する ハル。



私は、もうひとつの提案を園長に言った。


「先生。私、園に泊まっていいですか?」


園長は安堵の表情をすぐに浮かべ

「いいですか? お母さんがいてくれたら安心です!」


そうして、私もお泊まり保育をすることになった。






 後日に つづく



お泊まり保育


それは、私や保育士たちにとって最大となる難関かつ大イベントだ。


「ただ、お泊まりするだけ」

では 済まない。


インスリンと共に生きる ハル。

そのインスリン、血糖コントロールを司るのは母である私。


1型糖尿病患者の幼児が母である私から離れるということの何が問題かというと


血糖コントロールが1日不安定になる。

高血糖・低血糖のリスクが高まる。

就寝時に低血糖になった場合、適切な対処が約束できない。



以前、ハルが通う保育園に看護師が働くことになり

その看護師と園長と担任でハルの病気についてミーティングをしたことがあった。

その時に「お泊まり保育」のことを少し話題に出した。


「今の段階ではハルちゃんを夜間お預かりするかどうかはお答えが出せません」

そう、園長は言った。


お泊まりを拒否される可能性がある。


あぁ… そうか。

仕方ないよね。こんな病気なんだから。


その時はそう思った。



そして、それからおよそ2ヶ月

園長の答えを聞く日がきた。


お泊まり保育の最終ミーティングを行った。


「ハルちゃんをお預かりするにもこちらにも責任があるので確実に安全な対策が必要になるんです」

「高血糖になった場合も私たちはインスリンが打てないので」

「万が一、就寝時に低血糖が起きたらお迎えに来て頂くことは可能ですか?」

「私たちはどこまでの高血糖が安全かわからないので」

「ただでさえ、夜間に子供たちをお預かりするのに神経を使うので」


園長は「私たちは何かあった場合責任が取れない」を全面に出してきた。


気持ちはわかる。


人、1人の命。

何かあってはならぬ。


そりゃ、そうだ。


けれど

「責任がとれない」
「夜間の急な体調の変化が心配」
「連絡してお迎えを…」


あなたのお子さん、健常者の園児と違いますから気を使うんですよね

と 副音声で聞こえてくるような気がした。


私が神経質に聞いてしまっただけかもしれない。

けれど、ネガティブにしか聞こえてこない。

それが病気を抱える家族の心理だ。


「お母さん!ハルちゃんが無事に楽しくお泊まり出来るように対策を練りましょう!」

とポジティブに切り出してくれた方が家族としてはどれ程、心強いことか。


家族としては常に

「健常者ではなく申し訳ない」と思っているからだ。


そんな心理的ダメージを追いながら私は園長の言い分を聞き、私は言った。


「夜は連れて帰りますと言った方がいいですか?」


園長が私からそういうのを待っているような気がしてしまったからだ。

ハルさえ泊まらなければ、心配要素は大幅に減る。



1型糖尿病は、

心配といえば心配な病気だが
大丈夫といえば大丈夫な病気だ。


1型糖尿病の患者、およびその家族にはこのニュアンスは伝わるだろう。


「一晩くらい高血糖でも大丈夫です」

と園長に言っても聞いてくれなかった。


だから、言ってしまった。


ハルがいなければいいんでしょう?という気持ちで。



園長は少し、しまった という表情を見せて

「いえ、そういうことではないんです」

と 私に言った。



私は、ハルにはできる限り
他の子と同じように過ごしてもらいたい。

他の子が体験していることを同じように体験して欲しい。


身の安全も大事だけれど
保身ばかり考えて、今しかできないことを体験できないのは人生の悔いではないか。

保育園 年長の夏は今しかない。

1才から通い始めたこの保育園のお友だちは小学生になるとバラバラになってしまう。

この数年間のお友だちとの思い出を大人の勝手で奪っていいのか。


ハルのための 最善の策は「就寝前に帰宅」なのか。


これが この1型糖尿病の5才児の現実。



お泊まり保育は来週の木曜日。


この続きは  また近日にでも。








前回の記事は入院した日の事を書きましたが

もう 退院して随分と時間が経ってしまいました。


2月5日に入院し 3月8日に退院して…
 


現在 6月。 本日は定期受診日でした。



なので



発症から本日までのHbA1cをまとめてみました。


2019年2月  5日   13.6%
             3月19日    9.4%
             4月  9日    8.1%
             5月  7日    6.6%
             6月  4日    6.4%



6.4%まで下がりましたニコニコ


主治医からは「100点満点です」と言ってもらえました爆笑

1型なのでこれをキープできればいいだろうと思います。

無理に5%目指すことは考えずに…

5%目指すと低血糖が多くなってしまうと思うので無理はしない。


次の受診は5週間後。

毎回、どっさりと薬局で必要なものをもらってくる。



これにあとはインスリンがあります。
(冷蔵庫保管)


先月からノボラピット(超速攻インスリン)はノボペンエコーになりました。


そして今月からトレシーバ(時効インスリン)もノボペンエコーになります。


ハルは現在 5歳2ヶ月 

体重15.8㎏ 身長100㎝

トレシーバは毎日19:30に 3単位で打っています。


今後の為にノボペンになりました。



ノボラピットは3本の処方だったけれど在庫が2本しかなくて、後日クール便で送ってくれることになった。



0.5単位刻みのインスリンはそんなにも需要がないのか…。


16㎏未満の園児には0.5単位刻みの方が調整しやすいのです。


なぜなら給食でロールパンはカーボカウントで1.1単位。


ロールパンとシチューだったら1単位では少ない。

2単位では多い。

1.5単位で丁度よい。



そういうことで先月からノボラピットはノボペンになりました。


見た目もカッコよくなるし照れ
緑が使い捨てである今まで使用していたもの。

青のペン型のものがインスリンカートリッジ交換のもの。

ピンクの機械はリブレの読み取り器

ハルの好きなピンクで可愛くカスタムニコニコ


保育園生活ではこのリブレなしでは厳しいものでしょう。

血液を必要としない血糖値を測る機械です。

とても便利おねがい



あ、それと



ハルは今、自分でインスリンを打てるようになりました。


発症4ヶ月。年齢5歳2ヶ月。

子供の成長とは驚くほど早いものですね…。







2019年2月5日(火)


1ヶ月前。

入院してもう1ヶ月になる。




小児科の受付へ紹介状を出して
問診票を何枚も書く。

「お母さん おしっこ」

問診票のバインダーを待合室のソファーに置き去りにしてトイレへ向かう。


「糖尿病かもしれません」


そう聞いた私は排尿する様子を見てみる。

便器に出た尿は泡がしっかりと立っていた。


問診票を渡すとすぐに呼ばれ


体重を測り、バイタルチェック、採血と…

移動を重ねる。


慌ただしく人が動く。

今は一体どういう状況なのか。


移動が落ち着いた頃には
両手から点滴のチューブが延びていた。


ハルは、横になることもなくベッド上でぼーっと座っている。


「それじゃあお母さん今から集中治療室へ行きます」


沢山の医師に囲まれてベッドと共に移動する。

その医師はスクラブ姿の者がいたり
白衣を着ている者もいた。

看護師も数名。

その年齢層が30~40代と若い印象もあって


新築の真っ白の広い廊下を
10名近い団体が通るその光景は

私にはまるで
テレビドラマのワンシーンの様に見えて仕方がなかった。



着いた先はPICU

小児集中治療室。

説明を色々とされて、問診をされる。



医師からは「糖尿病ケトアシドーシス」だと言われた。


「相当しんどかったと思います」


だけど、意識があった状態だったから良かった と。

意識喪失し昏睡状態で搬送されることもあるらしい。


この糖尿病ケトアシドーシスは重篤な場合は死に至ることもあるという。


一気に情報が流れ込み、
大変な状態であったことはひしひしと伝わった。


「とてもじゃないけれど、一般病棟では見れないです。今夜が一番大事です」


だから ここPICUにいる。




「不安かもしれませんが24時間体制で僕らがいるので大丈夫ですよ」

「なにかあったらいつでも言ってください」

「大変でしたね」

「いきなり色々言われて整理がつかないかもしれませんが…」


…こんな内容の医師たちの挨拶が入れ代わり4人ほどあって、


ドアは開いているものの

やっとハルと2人きりになった。




「ハル、ごろんって横になったら?」


ベッドから落ちないように、ベッド柵が高いので柵の間から小さな手を握ることしかできない。


ぼーっとして、私の声に反応はない。

ゆっくりと目を閉じて眠りに着いた。




ここはPICU。

もう安心。

これからはよくなっていく。



さて。

時刻は15時を過ぎた。


これからどう動こうか。

関係者各位に連絡をして、シフトも相談しないと…

まずは職場と保育園と…

それと一度自宅に戻って入院準備をして…




私の慌ただしい

2019年2月5日はまだ続いた。