『黒蜥蜴』

どかぴょーーん

昨夜は、葛たか喜代さん主演『黒蜥蜴』をユキマル氏(工藤佑樹丸くん)と観劇して来ました

非シス人-Narcissist-vol.26

『黒蜥蜴』

原作 江戸川乱歩

脚本 三島由紀夫 

演出 間天憑

乱歩ファン、三島好きの私には、たまらない作品

 

劇場はサンモールスタジオ

たか喜代さんが緑川夫人だなんて、もうワクワクしかありません

「あなたはたしかに犯罪から見て性的魅力があるようにお見受けするわ」

「いったい僕はいつになったら爬虫類になれるんですか？！」

こんな台詞の飛び交う妖しくも美しい三島ワールド炸裂

 

主演のお二人、黒蜥蜴役の葛たか喜代さんと、明智小五郎役のアーチさん(市川博樹さん)と

「毛皮のマリー」の怪演女優で今、ノリに乗っている、たか喜代さんと「流れる雲よ」や、「ぬばたまの淵」で鬼と化した崇徳院を演じられたアーチさんとの演技対決、面白くないわけがない

何故、この作品に私が出ていないのか

真剣に悔しかったわぁ〜

オカマ心を揺さぶる耽美な乱歩原作の三島脚色作品

(写真:劇団Facebookゲネプロより)

アーチさんはダンスの名手であり、たか喜代さんは日舞のプロ

2人が動いて止まるだけで、まるで歌舞伎の見得を切るようにピッタと決まります

こんな明智と黒蜥蜴を見たかった

 

黒蜥蜴の手下の妖しい美青年の雨宮役に蝶羽

人形のようで確かに美青年にピッタリのキャスティング

物語において死をも考えた青年が黒蜥蜴に魅了され奴隷のように使えるが、令嬢に会い心境の変化、心の動きを見事に演じていて、流石、私の蘭丸〜(以前、私が織田信長で蝶羽は美形蘭丸を演りました)と思ってしまいました

 

ヒロインの深窓の早苗令嬢役で山崎麗央奈さん

この濃ゆいメンバーで真っ直ぐヒロインを演じられるのはこの人しかいない

(写真 劇団Facebookゲネプロより)

一緒に行ったユキマルちゃんも感嘆していたレオナさんの二役ぶりもビックリ

雀組での「イヌジニ」も好きだったけど、今回も素晴らしいお嬢様でした

黒蜥蜴の手下、ひな夫人こと青い亀を演じられた岡田静さんの素晴らしい演技と歌声、スーツ男の宮本英喜さんのダンスが妖しくも美しい世界をより耽美的に表現されていました

あの日舞の方も素敵だったなぁ💕

皆さん、アクションも凄くて

お客席では、ショーダンサー時代のほぼ同期、めるもちゃんにもお会い出来て

お互い10代の頃から知ってるけど、可愛いいめるもも舞台「流れる雲よ」やモノマネ番組の振付としても大活躍していて本当に大御所さんになりました

 

さてさてこの「黒蜥蜴」江戸川乱歩原作の妖しげな精神的支配の攻防戦と三島由紀夫脚色の流麗にチョイスされた台詞のやり取りが、相変わらずゾクゾクとします

追っているのか⁉️

追われているのか⁉️

犯罪に恋した二人の恋⁉️

非シス人-Narcissist-vol.26   『黒蜥蜴』

http://stage.corich.jp/stage/93150

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