盲導犬

どかぴょーーーーん

みなさん、おはようございます

今朝は、一匹だけ早起きのセミがないていたけど、すぐ、どこかに行ってしまいましたぁ

毎日、酷暑がつづいてますが、セミがまだ起きてこない位、早く、夏が来たんですね

今年の夏も楽しむぞおおお

昨夜は、大林素子ちゃん出演の舞台「盲導犬」を観劇して参りましたぁ

古田新太さん、宮沢りえさん、小出恵介さんが出演なさってる舞台で、作・唐十郎先生、演出・蜷川幸雄先生です

いつも渋谷の地下鉄駅から、渋谷の地上に目的の場所に出るとき、いまだに、迷いますうう

何番出口から出ればいいのかな

「盲導犬」は、Bunkamuraのシアターコクーンで上演されてます

ロビーで「MOTHER」で共演させてもらったマツケンさんこと、松本健司さんにお会いしましたよぉ

終演後、楽屋にお邪魔しましてぇ

エアスタの藤森さんからも、お花が来てましたぁ

素子ちゃんと、まつけんさんと私

この「盲導犬」は７３年に書かれた、いわゆる　アングラ劇

唐先生の宝石のような台詞がちりばめてあって

それを、今の時代にマッチするように、ブラッシュアップされた蜷川先生の演出が、本当に素晴らしくて、エンターテイメントだけではない、芸術性の高い舞台を観せて頂きましたぁ

人間の美しい部分と穢れた部分が交互に出てきて、アングラとは、私もほとんど初めてで、まして、こんなにスターさんが集結しているのは、はじめて見ました

若い方は、アングラ劇というのは、知らないと思うのでぇ

簡単に言うと

エヴァもある意味、アングラ劇だと思うのですよ

時にかっこよく台詞を言い放ち、時に自己破壊を楽しんでいるようにも見える人達の物語でした

ダンスでいうと、コンテンポラリ的というか・・・・

空気を読める人がいい人と言われ、無味無臭の抗菌につつまれたこの時代に、70年代の、ざらつくような人間模様を描いたこの作品、

私は、83年に上京してきて、ずっと新宿にいますが、80年代もかなり怪しかった

この作品は、それよりも怪しい、高度経済成長や安保学生運動もあった混沌とした70年代の新宿を感じさせてくれます

本来の生臭い人間が、美しい言葉で論理武装をするけど、一方、そんな、自分を、世界を破壊したいと思っている。

それは、どこか、現代の抗菌に囲まれたネットの中にいる若者の姿にも似ているように思うのです

相当、観たあと、考えさせられ、正直、難しい台詞もいっぱい出てきますが、俳優さん達は、見事なカツゼツと発声で、客席に不思議な感動とシュールな笑いをもたらしてくれます

宮沢りえさんの壊れぷりが凄い

舞台の上で死んじゃうじゃないかと、心配するほどでした

古田さんは、安定の持ち味でお芝居なさっていたし、小出さんは、可愛いい若者役が本当に可愛いかったです

なによりも素晴らしかったのは、木場勝己さん

唐先生独特の難しくも激しく、美しい台詞を、朗々と、心地よく聴かせてくださって、凄い

素子ちゃんは、まったく違和感なく、カツゼツも発声も素晴らしくて、どんどん進化してるなぁ～と感じました

このような芸術的な作品をみれて、東京て凄いとあらためて思いましたし、エンタメからアートまで演じきる役者さんの技量は、すごく、訓練されている事も、訓練が必要な事もわかりました

２８日まで上演しているので、皆様、是非

『盲導犬』　　　http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/13_moudouken/cast.html

友人代表/日出郎

￥1,260

Amazon.co.jp

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