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STARGATE B面

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今日、本棚からこの本を見つけて思ったことは、

 

『 誰もが2020年の夏がこんな状況になるなんて

 予想できただろうか!?』

 

『 2030年の旅 』

著者:恩田陸/瀬名秀明/

    小路幸也/支倉凍砂/

    山内マリコ/宗田 里/

    喜多喜久/坂口恭平

中公文庫 2017年10月25日初版発行

 

東京オリンピックからさらに十年後。

仕事は、恋愛は、科学は、そしてこの国はどのように変わっているのだろう。

空間を超えて他人と認知を共有できる新技術「RR」。

意識上で集まった三人が奇妙な事件に挑む「逍遙」(恩田陸)

など八つの短篇を収録。

それぞれジャンルの異なる豪華作家陣が紡ぎだす、日本の明るい未来!

 

この本に関わった方、この本を読んだ方、誰もが、

 

新型コロナウイルスの発生を予見できなかったし、

 

驚異的な速さで世界に蔓延し、東京オリンピックが延期?になると

 

思いもしなかったでしょう。

 

これは神からの試練なのか、人災なのかはわかりません。

 

個人的な予想ですが、これをきっかけにIT技術とAI技術は飛躍的な

 

進歩をするのではないでしょうか。

 

作品に描かれている世界が来るような気がします。

 

 

10年後の未来、笑い話にはならないと思いますが、

 

「明るい未来」を迎えたいと切に思います。

 

 

 

 

 

ヴァンパイア本の紹介第三弾です。

 

『夜明けのヴァンパイア』以来の傑作と絶賛された、

 

トム・ホランドのヴァンパイア奇譚シリーズ2冊を紹介します。

 

『真紅の呪縛』

ハヤカワ文庫 1997年9月30日発行

 

天才詩人バイロンの失われた回想録を探して、レベッカは深夜に礼拝堂に忍び込んだ。

そこで彼女が目にしたのは、若く美しいまま現代に生き続けているバイロンその人だった!

女奴隷と激しい恋におち、吸血鬼たちの王として君臨していたパシャと対決することになったために、バイロンが辿ってきた数奇な運命とは?

 

 

『渇きの女王』

ハヤカワ文庫 1997年11月30日発行

 

血液学を研究する医師エリオットは、吸血鬼伝説が囁かれるインド国境で、身の毛もよだつ体験をしたあと帰英した。

ロンドンで診療所を開いたが、悪夢は故国までも追ってきた。

友の行方を追うエリオットは劇場支配人ブラム・ストーカーと知りあい、二人はヴィクトリア朝ロンドンを跳梁する吸血鬼の正体をさぐっていく。

 

どちらから読んでも面白いこと間違いなし。

 

人は何故こんなにもヴァンパイアが好きなんでしょうか。

 

好きというよりも憧れでしょうか。

 

永遠に近い命に人智を超えた能力にヒトは憧れ、畏怖します。

 

海外の作家3人の作品を紹介させれいただきました。

 

機会があれば、日本人作家のヴァンパイアが登場する作品も紹介していきたいと思っています。

 

 

 

少し間隔が空きましたが、前回予告した通りヴァンパイアが主役の

 

作品を紹介します。

 

 

著者:ナンシー・A・コリンズ

 

訳者:幹 遥子

 

発行:ハヤカワ文庫FT 

 

『 ミッドナイト・ブルー 』 

 

『 ゴースト・トラップ 』

 

Tシャツの上にはぶかぶかの黒い革ジャン。

かかとの低いブーツにスリム・ジーンズ。懐には鋭い銀のナイフを忍ばせ、その顔には、常に瞳を隠すミラーのサングラス。

吸血鬼である自分の姿に耐えられず、自我を分裂させてもう一人の人格を作りだし、もう一人の彼女に乗っ取られると破壊の権化と化してしまう主人公。

自分を吸血鬼にした吸血鬼「モーガン卿」に闘いを挑むストーリー。

 

 

『ミッドナイト・ブルー』 は、英国幻想文学賞/ブラム・ストーカー賞を授賞しています。

 

シリーズ4作品の2作品が入荷しました。

 

シリーズ全作を揃えて読むのが一番いいのですが、単独でも楽しめる作品になっています。

 

アン・ライスのレスタトシリーズも好きですが、こちらもお勧めです。

 

 

2020年7月18日(土) 

 

STARGATE 11時から17時まで営業します。