金星といえば愛、楽しみ、正義の星であるとされます。

広義にはアバンダンス(豊かさ)をもたらす幸運の星の一つ。

1ヶ月で1サイン巡るので、1年に1回は幸運のチャンスが来ると言います。

逆行があるので年1とも限らないですが。

 

往々にして幸運を運んでくれることでしょう。

大体は愛情、もしくは金運とされます。

 

また金星が示すのは人間関係ともされています。

どんな人と関わるかというのは金星がとっているアスペクトでみよう、と。

 

人生の負担を感じる人たちとの出会い

私のネイタルチャートで金星との絡みを見てみました。

金星ととっているアスペクトが太陽、土星、セレス、キロン。

このうちハードなのはセレス90度、キロン180度。

 

傷を負った人と出会う、道理だったか。

金星が示すのが人間関係だとしたら

土星0度でいうと年長者が多いし、

太陽0度なので何かしら地位にいるか煌びやかな人。

 

セレス90度ということで生育の妨げになる人間にも出会ったな…。

いいえて自己成長は人間関係における痛みを伴って行われた、

とも言えるでしょう。

 

金星とキロンが絡んでいるということは傷を負った人と

過剰なまでに関わること。

愛情問題に関して言えば、太陽ー金星0度で

金星がコンバストしているので

どうにもサバサバした感じが否めない。

 

金星期は16〜25歳の間と言われていますが

どうにもサバサバした青春時代を送ってきた記憶があります。

青春いえーいって感じでは明らかにありませんでした。

 

「過去」を示す「月」と「未来」を示す「金星」

金星と月というのは女性原理という点からも似ている感じではあります。

どちらも感受性というものが大事になりますし。

女性性というのは感受性というものが大事になりますからね。

 

月は地球に、金星は太陽に従くような動きをしています。

 

 

月が「過去に対する楽しみ」であるなら

金星は「未来に対する楽しみ」、

太陽における人生を発展させたい場合は金星の力をうまく使おう、

というように、松村さんの書籍にはありました。

「現在感じた良いこと」を消化して月の性質としての「心地よさ」に昇華します。

 

楽しみの傾向である金星で得たものを、月の過去の感情、心地よさとして取り入れる形。

 

先ほどの私の金星ーキロン180度で言えば、心の傷に当たるものが辛くて

それを楽しみとして受け取れない、というところでしょうか。

私の場合は9ハウスの双子座キロンなので、海外におけるものとか、

あるいは自分の信念にまつわる象意となるものに手を出せない。

 

金星期を抜け出せない辛さ

また金星は「楽しみ」の惑星でもあるので

金星期の青春を抜け出せず、自分の太陽を見れないという事象もままあるようです。

太陽となると自分が人生で何をしたいか、

というのを明確にしないとなりません。

 

これまで遊んで楽しければ良かったものが

人生というものを真剣に考えなければならなくなる…

 

自分の太陽を見るのが辛いので、

自分は金星にすがるかたわらで

配偶者に自分の太陽を見たり。

 

いわゆる金星期の呪縛というやつですね。

 

自分の配偶者に自分の人生を投げてしまう現象というのが

昨今の離婚の多さのように思えます。

総括

金星、木星、海王星は惑星の中でも拡大の力を持つ惑星。

金星の他に木星や海王星が絡んできたら

自分が好んだものを拡大したい思いが強くなるでしょう。

 

木星であれば木星が示す神社とかの寺社仏閣、

あるいは手に届かない深遠な世界観に興味を持ったり。

 

海王星とかは自分の思い描いたビジョンに楽しみを得る、

しかしそれゆえ秩序という土星の枠から外れた思想や行動を生み出してしまう

現実性がなくなる、そうした難しさもあります。

 

何からアバンダンスを得られるか、というのが金星が示すことです。