海王星と冥王星のコンジャンクションについての考察。

この0度は1890年代に一度作られたことがあるアスペクトで

次に作られるのは24世紀のこと、と言われています。

 

海王星、冥王星と太陽系の中でも遠い天体になるので

運行速度も遅ければアスペクトを組むタイミングも

一番遅れる天体です。

 

海王星と冥王星の組み合わせ

海王星が「癒し」「理想」「海」「スピリチュアル」「トリップ」

冥王星が「死と生」「核」「破壊と再生」「この世とあの世の橋渡し」

 

それぞれが際立った意味を持つトランスサタニアン。

解釈によってはどちらの天体も

スピリチュアル系の意味合いを持つことになります。

海王星が癒しや宗教にまつわるスピリチュアル、

冥王星がこの世とあの世の境目で魂のやり取りを司るといった感じで。

 

主だった意味で言えば、強烈に神秘的生活にのめり込むこと。

生者と死者の境目を超えて、魂にアクセスできるような

あるいは素のままに天使や精霊といった存在と交信したり

まさに究極のスピリチュアリティを実現する世代になるでしょうか。

 

自分の内面を徹底して掘り下げることで

真理というものに到達して実現する。

 

これが太陽や月星座とソフトアスペクトを組めば

スピリチュアリティが尚のこと強調されてくるでしょう。

 

別の解釈ではニュールネサンス(文化革新)、

新興宗教の台頭が時代としてあるのでないかと言われています。

 

海王星と冥王星コンジャンクション時期に起きたこと

広義的な意味ではこの組み合わせは、夢幻の夢を持っていたが

それが取り返しのつかない破壊をする、

というような形になるでしょう。

 

この組み合わせが0度になった世代は

あのきんさんぎんさんの世代に遡ります。

 

この世代の人たちは人生で困難な経験をした世代でもあります。

1890年代なので、時代で言えば

世界大戦を経験して生活レベルでの破壊、困窮、

あるいは経済の破綻といったものを経験してきた人たち。

 

大戦時代において積み上げてしまったものが破壊されるなど

これまでの世紀で類を見ない苦労を重ねてきた時代でした。

 

夢として描いて実現したテーマパークを

全て水の泡にさせられてしまった、そんな感じか。

 

きんさんぎんさんが海王星ー冥王星の0度で、いずれも双子座でした。

 

双子座の海王星、冥王星については

1889年3月23日〜1901年7月21日ごろまで続いていました。

同じサインにいたのが10年ちょっとですが

コンジャンクションに関して言えばもっと長い期間取っていたと思われます。

 

このアスペクトは今後は24世紀までないようで

この頃にどういった時代になるか想像のつかないところです。

 

終わりに

次の海王星ー冥王星コンジャンクションが

具体的にいつなんだろう。私からすると

ほぼほぼ「遺書」として残しておくくらいなもんだろう。

 

24世紀になる頃に、かつてのコンジャクンクションだった

大戦時代みたいな大規模な事態にならないために

この生きている世紀の間に

平和に連なる活動に従事するのが望まれますね。