不意に揺れた
あの満員電車
人がなだれの様に
流れてきて
とっさに肩を抱き寄せて
窓際に避難したあの日

人で混みあう
あの交差点
人の波流され
離れそうになた時
君の細い腕
とっさにつかんだあの日

あの日が特別だった
それまでなんとも
思ってなかったけど
胸が何かそわそわする
こんな気持ち
君に抱くとは
もう友達と呼べないよ
僕の好きな人だから

君はとても大人だから
僕の気持ち見透かしてるかな
でも隠すつもりはないよ
もう逃げるのはやめたから

とまらないこの気持ち
抑えられない思い
苦しいこの胸

帰路が遠い
あの終電待ちのホーム
君に思い伝えようと
決心したはずなのに
言葉が出てこない

愛してる
好きだよと
言いたいけれど
言葉が唇にのった瞬間
渇いた喉を癒すように
思いを飲み込んでしまうよ

いつか君に言いたい
いつか君に言いたい
どうか僕に勇気を
戦士のような勇気を
僕は君を守る戦士
そいつになりたいよ