「俺らって線路みたいだね。」
ある日君に呟く

二本のレールは終わりを知らず、
片方が右に曲がればもう片方も曲がる
片方が左に曲がればもう片方も曲がる
一定の距離を保ちつつ

どこまでも行きたいと思ったから
そんなたとえをした

時にはもっと近づきたいと思ったり
時にはもっと離れたいと思ったり
それでも一定の距離は保たれたまま
それでもそれが理想である

そんな思いが無数に浮かぶ夜は
君と手を繋いで行きたい

二人の手
それがレールを繋ぐ
唯一の手段

二人の手
それが二人を繋ぐから