「じゃあね」
そういう君の後姿
「またね」
そういう君の足音

明日のそのまた明日も
変わらない日々が続きますように
あいた喉のまた隙間も
あの日の君を呼ぶ
かれた声で

君が好きだと
いまなら照れずに言えるのに
いまさらかえることはできない
あの陽だまり

意味はない
一人で君といた町を歩く
あの日の話、笑顔、瞳、
思い出しながら

君の小さな手
握り締めて歩いた町を行く
いまは手にその感触はなく
思い出しながら

思い出にできない
君は僕の中で生き続ける
明日のそのまた明日も
きっと