***
面白そうなものを拾ったので投下。
!ギリギリラインな君達へ15問!
01.初めまして、では簡単にお二人の名前教えてもらいましょうか?
「種村紀姫ですー。こっちだとキキ・タネムラ」
「ジョージ・ウィーズリーさ!」
02.はい、じゃ次に性別を簡単に。よければお二人のお年も添えて。
「俺はグリフィンドールの4年生で男。紀姫は、」
「スリザリン2年の女のコー」
03.あ、後もし良かったらどちらが攻めか受けかも教えて頂ければ。
「…っもが」
「ウーン、パスで!」
04.質問開始!まずお互い、相手は自分にとってどんな存在でしょうか?
「友達ですよう」
「(がっくり)そうだね…」
05.こらこら。どうせならはっきりしないと、もう一回大きな声で。
「だから友達ですってばー」
「とびきり仲の良い、ね」
06.ほうほう。まあ、目を瞑るとしますか。じゃあギリギリラインな君達に聞きましょう!ずばり、お互いをそれなりに意識してますか?
「この質問、フレッドと雅ちゃんにやらせるべきじゃないですか?」
「あーまあ、そうだね。俺はなんかいつも気になるよ。紀姫も、答えなきゃ!」
「まあ騒ぎが怒ると二人のせいかな、と考えますけど…」
「だよね…」
07.その意識する理由は?心当たりがあればどうぞ。
「散々騒ぎ起こしてますからねえ。…そう言えばなんで気になってるんです?」
「え、ああいやまあいいじゃないか!そんなこと」
08.今の微妙な関係をどう思いますか?
「早くくっついちゃえば良いんですよう」
「それ、フレッドと雅のことだろ」
「あ、そか。…んぅ、ジョージと一緒にいると楽しいですよ」
「(良かった!)」
09.この微妙な関係を今後どうしたいですか?変化させたい?させたくない?
「フレッドから告白するべきだと思うんですけどどう思います?」
「…俺からもそう言っておくよ」
10.変化させたいと言った方、その理由を教えてもらいましょうか?(変化させたいと答えていない場合スルーで)
「…二人がくっついたらどうするんですか?」
「えっ!…いや考えてないけど…(あわよくば紀姫と)」
「ふうん…(当分は立ち直れないのかなぁ)」
11.変化させたくないと言った方、その理由をお教え願いたいですね?(変化させたくないと答えていない場合スルーで)
「まあ、この関係も見ていて楽しいですよ」
「だからそれは雅とフレッドのことだろ」
12.ところでそんな微妙な関係になる前は君達はどんな関係だったんでしょう?
「悪戯仕掛人と被害者?」
「主に雅がね」
13.そんな君達に周りは気付いているんですか?また、隠しているんでしょうか?
「バレバレだと思うんですけどね」
「だからそれは―――」
「(ジョージも、)」
14.なるほど…では貴方達二人から見てこの先も今のギリギリラインを保つつもりですか?それとも…?
「できれば抜け出したいね」
「…そうですねぇ」
15.質問解答お疲れ様でした!最後にお互いに何かあれば…ほら大告白とか(笑)
「フレッドも雅ちゃんも素直になれば良いのに!」
「(紀姫もね)」
***
01.初めまして、では簡単にお二人の名前教えてもらいましょうか?
「二人の紹介で来ました!双子のフレッド・ウィーズリーさ!」
「ミヤビ・オーサキ」
02.はい、じゃ次に性別を簡単に。よければお二人のお年も添えて。
「レイブンクロー、2年、女」
「男に決まってるだろ、なぁ?」((腰つかみ
「触ら、ないで!」
※ちなみにフレッドはグリフィンドール4年生
03.あ、後もし良かったらどちらが攻めか受けかも教えて頂ければ。
「攻めも受けも行けるけどどっちがいい?」
「黙って…」((杖取り出し
04.質問開始!まずお互い、相手は自分にとってどんな存在でしょうか?
「しつこい、うるさい、最悪」
「そこまで言われると凹むな…。俺は好きなんだけど」
「…なっ」((真っ赤
「(この反応がよくわからないんだよなぁ)」
05.こらこら。どうせならはっきりしないと、もう一回大きな声で。
「 嫌 い よ !」
「まあ元気出せよ」←見かねたジョージが乱入します
06.ほうほう。まあ、目を瞑るとしますか。じゃあ ギリギリラインな君達に聞きましょう!ずばり、お互いをそれなりに意識してますか?
「いつでも考えてるよ!次はどれにしようかなって!」
「………」((杖構え
「まあまあ抑えてー」←紀姫ストッパー
07.その意識する理由は?心当たりがあればどうぞ。
「知らない、わ」
「一目見て思ったんだ!彼女だって」
「(端から見てると)」
「(愛の告白なんだけどなぁ)」
08.今の微妙な関係をどう思いますか?
「変化させるつもりさ!」
「…えっ」
「もっと盛大にッ痛」
09.この微妙な関係を今後どうしたいですか?変化させたい?させたくない?
「今すぐ、やめて」
「俺の楽しみを奪うのかい!」
「こっちは、迷惑なの!」
10.変化させたいと言った方、その理由を教えてもらいましょうか?(変化させたいと答えていない場合スルーで)
「じゃあ止めたらどうする?」
「えっ…(ちょっと、寂しいかも)」
「よし!止めない!」
「フレッド!」
11.変化させたくないと言った方、その理由をお教え願いたいですね?(変化させたくないと答えていない場合スルーで)
「二人は喧嘩中だよ」
「変化させるべきですけどねぇ」
「…まあね」
12.ところでそんな微妙な関係になる前は君達はどんな関係だったんでしょう?
「他人」
「うん、まあそうだけどさ…」
「出会ってすぐですもんねぇ、この追い掛けっこ」
13.そんな君達に周りは気付いているんですか?また、隠しているんでしょうか?
「学校公認だよな」
「あれだけ騒げば、ねぇ」
※ジョージと紀姫がでしゃばってます
14.なるほど…では貴方達二人から見てこの先も今のギリギリラインを保つつもりですか?それとも…?
「はぁ…」
「ん、大丈夫かい?雅」
「貴方の、せいよ!」
15.質問解答お疲れ様でした!最後にお互いに何かあれば…ほら大告白とか(笑)
「しないのー?」
「何を?」
「告白だよ」
「えっ…(何何何?)」
「ああ、実は俺…この間雅の教科書に落書きs…っとと、落ち着け雅!これから謝るから!」
「馬鹿!」
by Fascinating
Fascinating
***
***
リップクリーム。
「紀姫」
名前を呼ばれた。声のした方を向くと、狭まる視界。唇に感じる柔らかい感触。
「ジョージ…」
「おはよ」
にっと笑ったアタシの恋人。
「唇ガサガサだぞー」
「…リップクリーム忘れちゃったのー」
「ふぅん」
そう言いながらジョージの指が唇を撫でる。くすぐったくて、恥ずかしくて、頬に熱が集まる。
「俺の使いなよ」
「う、ん。ありがと…って」
「塗ってあげる」
いいよって言いたいのに、慣れた手つきで塗るジョージの手を振り払えなかった。
「はい、完了ー」
「んっ」
ちゅ、と軽いリップ音をさせて、ジョージは満足そうに笑った。
(HP/ジョージ)
女のコは苦手でも、付き合いだしたら余裕でできちゃうジョージがうあああああ((自主規制
ジニーに塗ってあげてたら慣れてるかなぁと。
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リップクリーム。
「紀姫」
名前を呼ばれた。声のした方を向くと、狭まる視界。唇に感じる柔らかい感触。
「ジョージ…」
「おはよ」
にっと笑ったアタシの恋人。
「唇ガサガサだぞー」
「…リップクリーム忘れちゃったのー」
「ふぅん」
そう言いながらジョージの指が唇を撫でる。くすぐったくて、恥ずかしくて、頬に熱が集まる。
「俺の使いなよ」
「う、ん。ありがと…って」
「塗ってあげる」
いいよって言いたいのに、慣れた手つきで塗るジョージの手を振り払えなかった。
「はい、完了ー」
「んっ」
ちゅ、と軽いリップ音をさせて、ジョージは満足そうに笑った。
(HP/ジョージ)
女のコは苦手でも、付き合いだしたら余裕でできちゃうジョージがうあああああ((自主規制
ジニーに塗ってあげてたら慣れてるかなぁと。
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***
自室に戻った。一日ぶりだというのに何故か懐かしさを感じる。部屋に入ってジョージとのことを報告しようと思っていたのに、雅ちゃんの様子がどうもおかしいことに二人が気付いて質問責めにしているところだった。
「だから、なんでもない、の!」
「ほんとに?」
真っ赤になって叫ぶ雅ちゃんに問い掛ける。途端、唇をわなわなと震わせて後退りする。
「紀姫ちゃん!」
「おかえりなさい」
「ただいま!」
暖かく迎えてくれた二人に飛び付いた。
「結局言いそびれちゃったなぁ」
大広間に着き、スリザリン寮席へと向かいながら呟いた。そしてもうひとつの違和感。フレッドとジョージが何も仕掛けてこなかったこともなにか疑わしい。まあ大方寝坊でもしたのだろうと席についた。
「あー…あー…マイクテスマイクテス…」
ドラコやパンジーたちと食事を進めていたら、先ほどは見えなかった顔が椅子の上に立って大声を出していた。しかもご丁寧に魔法を使って拡張させている。ざわざわと大広間の視線が赤毛に集まり、マグゴナガル先生の眉がピクリと動いた。
「えー私ジョージ・ウィーズリーは、」
ジョージ?てっきりフレッドだと思っていた。フレークを口に運ぶのを止め、視線を赤毛に向ける。拡張器がなにやら後ろで言い争う声が聞こえてくる。
「紀姫・種村とお付き合いすることになりました!」
ガチャンとスプーンが手から滑り落ちる。グリフィンドール席からは歓声が上がり、スリザリン席はざわついた。
「おい…!どういうことだ!」
ドラコが向かいの席から身を乗り出して問いただす。その隣ではパンジーが喚き散らしていた。
「おい!フレッド!いい加減にしろ!」
「なんだよ、紀姫に悪い虫が付かないように言ってやったのに!」
拡張器が拾うのは双子の言い争う声。やっぱりフレッドだったか、と内心ため息を吐いて立ち上がる。
「だいたいお前だって雅と付き合って…」
「わーっ!!!!!」
二つの寮席からあがった悲鳴に大広間が騒然となる。
「先生、机が溶けました!」
「王崎さん、落ち着いて!?」
スリザリン席から立ち込める気味の悪い煙と、引っくり返されたテーブルを見てマグゴナガル先生が慌てて立ち上がった。
「ミスター・ウィーズリー!お黙りなさい!…スネイプ先生、ミス・タネムラを、…フリットウィック先生!ミス・オーサキを止めてください!」
「何故我輩が…」
数分後、騒ぎを起こした4人を残して、大広間は普段通りに戻った。
(HP/ジョージ)
=ハッフルパフは平和です。
***
All's well that ends well.
終わりよければすべてよし
長かった……(笑)
お付き合いありがとうございました!
相変わらずもだもだと回りくどい分かりにくい小説ですね!精進します。
そういえば親世代も中々の長さになっt((ry
次からは親世代に行くか、ジョージ視点のAll's well that ends well.にするかで悩み中。
というか親世代の題名が決まらん。
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自室に戻った。一日ぶりだというのに何故か懐かしさを感じる。部屋に入ってジョージとのことを報告しようと思っていたのに、雅ちゃんの様子がどうもおかしいことに二人が気付いて質問責めにしているところだった。
「だから、なんでもない、の!」
「ほんとに?」
真っ赤になって叫ぶ雅ちゃんに問い掛ける。途端、唇をわなわなと震わせて後退りする。
「紀姫ちゃん!」
「おかえりなさい」
「ただいま!」
暖かく迎えてくれた二人に飛び付いた。
「結局言いそびれちゃったなぁ」
大広間に着き、スリザリン寮席へと向かいながら呟いた。そしてもうひとつの違和感。フレッドとジョージが何も仕掛けてこなかったこともなにか疑わしい。まあ大方寝坊でもしたのだろうと席についた。
「あー…あー…マイクテスマイクテス…」
ドラコやパンジーたちと食事を進めていたら、先ほどは見えなかった顔が椅子の上に立って大声を出していた。しかもご丁寧に魔法を使って拡張させている。ざわざわと大広間の視線が赤毛に集まり、マグゴナガル先生の眉がピクリと動いた。
「えー私ジョージ・ウィーズリーは、」
ジョージ?てっきりフレッドだと思っていた。フレークを口に運ぶのを止め、視線を赤毛に向ける。拡張器がなにやら後ろで言い争う声が聞こえてくる。
「紀姫・種村とお付き合いすることになりました!」
ガチャンとスプーンが手から滑り落ちる。グリフィンドール席からは歓声が上がり、スリザリン席はざわついた。
「おい…!どういうことだ!」
ドラコが向かいの席から身を乗り出して問いただす。その隣ではパンジーが喚き散らしていた。
「おい!フレッド!いい加減にしろ!」
「なんだよ、紀姫に悪い虫が付かないように言ってやったのに!」
拡張器が拾うのは双子の言い争う声。やっぱりフレッドだったか、と内心ため息を吐いて立ち上がる。
「だいたいお前だって雅と付き合って…」
「わーっ!!!!!」
二つの寮席からあがった悲鳴に大広間が騒然となる。
「先生、机が溶けました!」
「王崎さん、落ち着いて!?」
スリザリン席から立ち込める気味の悪い煙と、引っくり返されたテーブルを見てマグゴナガル先生が慌てて立ち上がった。
「ミスター・ウィーズリー!お黙りなさい!…スネイプ先生、ミス・タネムラを、…フリットウィック先生!ミス・オーサキを止めてください!」
「何故我輩が…」
数分後、騒ぎを起こした4人を残して、大広間は普段通りに戻った。
(HP/ジョージ)
=ハッフルパフは平和です。
***
All's well that ends well.
終わりよければすべてよし
長かった……(笑)
お付き合いありがとうございました!
相変わらずもだもだと回りくどい分かりにくい小説ですね!精進します。
そういえば親世代も中々の長さになっt((ry
次からは親世代に行くか、ジョージ視点のAll's well that ends well.にするかで悩み中。
というか親世代の題名が決まらん。
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「やぁっとくっついたか…」
「長かったですねぇ」
「ほんと」
二人の視線の先には雅を抱きしめるフレッド。思わず熱いですねぇと、呟いた。
「…なあ、ほんとによかったのか?」
「何がです?」
しつこく聞いてくるジョージに思わず笑ってしまう。辛いのは、ジョージでしょう。
「紀姫」
視線を二人から外すと、がしりと両肩を掴まれ向き合う。心音がうるさい。視線が外せない。ぎりりと力を込められていたので、痛いと伝えても力は緩まない。
「俺にしとけって」
「え、」
切な気に顔を強張らせるジョージに、涙腺が弛みそうになる。そんな、そんなこと言わないでよ。ジョージは雅ちゃんが好きで、アタシはジョージが好きなのに。
「…いーの?」
「いいから、俺を好きになっとけ」
思わず声が震える。そんなアタシをジョージはぎゅうと抱き締めて、ジョージの香りに包まれて、ほんとにほんとに泣いちゃいそう。でも、だめ。ダメなの。だから最後に、一度だけ。ぎゅうと抱き返した。ごめんね。
「…アタシは、雅ちゃんじゃないよ」
「…………は?」
ジョージの胸に顔を埋めた。聞こえなかったのか、この場に合わない声が降ってきて、小さく、ため息を吐いた。
「ジョージも雅ちゃんのこと」
「ちょ、待って。俺いつ雅のこと好きって言った?」
聞いたわけじゃないけど双子だもの。見ていたもの。緩んだ腕から抜け出した。ずっとずっと中にいたかったけど。
「でもやっぱり雅ちゃんの代わりじゃ辛いよ」
だから、さようなら。ほんとにアタシを好きになってくれるまで、アタシは待つから。呆けているジョージには、そう言葉には出せず、黙って横を通ろうとする。丁度、平行線上に並んだところで腕がぐいと引っ張られる。呼び止められると思わなかったから、姿勢が崩れた。それを支えながらジョージがアタシの顔を覗き込む。
「…確認なんだけど、紀姫は」
「ごめんね。ジョージが好きだよ」
泣きそうだ。こんな風に気持ちを告げたくなかったのに。
「ごめん、紀姫!」
「なに、がっ」
言い終わる前に再び腕に包まれる。訳がわからなくて立ち尽くす。
「俺たちお互い勘違いしてたんだ」
勘違い、そう呟くとジョージが屈んで視線が絡み合う。どういうこと、ジョージは、…嘘、ほんとに?
「ジョージ・ウィーズリーは紀姫・種村が好きだよ」
「なぁんだぁ…」
額を合わせて笑うジョージに笑みを返しながら、今度こそホントに泣いてしまった。ジョージはアタシがフレッドを好きだと、アタシはジョージが雅ちゃんが好きだと、勘違いしてたんだ。フレッドは、分かってて。
「キューピッドが、逆になっちゃったね」
「まあ、いいんじゃない?」
ニヤリとジョージが笑った。
***
「終わりよければ、」
「…全て良し、かぁ」
結構辛かったよって言ったら、ジョージはごめんって言って額に口付けた。慌てて額を押さえると、したり顔のジョージ。悔しくなって、ジョージの腕を引っ張って背伸びして、頬にキスをした。そうしたらジョージも真っ赤になって頬を押さえた。
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「やぁっとくっついたか…」
「長かったですねぇ」
「ほんと」
二人の視線の先には雅を抱きしめるフレッド。思わず熱いですねぇと、呟いた。
「…なあ、ほんとによかったのか?」
「何がです?」
しつこく聞いてくるジョージに思わず笑ってしまう。辛いのは、ジョージでしょう。
「紀姫」
視線を二人から外すと、がしりと両肩を掴まれ向き合う。心音がうるさい。視線が外せない。ぎりりと力を込められていたので、痛いと伝えても力は緩まない。
「俺にしとけって」
「え、」
切な気に顔を強張らせるジョージに、涙腺が弛みそうになる。そんな、そんなこと言わないでよ。ジョージは雅ちゃんが好きで、アタシはジョージが好きなのに。
「…いーの?」
「いいから、俺を好きになっとけ」
思わず声が震える。そんなアタシをジョージはぎゅうと抱き締めて、ジョージの香りに包まれて、ほんとにほんとに泣いちゃいそう。でも、だめ。ダメなの。だから最後に、一度だけ。ぎゅうと抱き返した。ごめんね。
「…アタシは、雅ちゃんじゃないよ」
「…………は?」
ジョージの胸に顔を埋めた。聞こえなかったのか、この場に合わない声が降ってきて、小さく、ため息を吐いた。
「ジョージも雅ちゃんのこと」
「ちょ、待って。俺いつ雅のこと好きって言った?」
聞いたわけじゃないけど双子だもの。見ていたもの。緩んだ腕から抜け出した。ずっとずっと中にいたかったけど。
「でもやっぱり雅ちゃんの代わりじゃ辛いよ」
だから、さようなら。ほんとにアタシを好きになってくれるまで、アタシは待つから。呆けているジョージには、そう言葉には出せず、黙って横を通ろうとする。丁度、平行線上に並んだところで腕がぐいと引っ張られる。呼び止められると思わなかったから、姿勢が崩れた。それを支えながらジョージがアタシの顔を覗き込む。
「…確認なんだけど、紀姫は」
「ごめんね。ジョージが好きだよ」
泣きそうだ。こんな風に気持ちを告げたくなかったのに。
「ごめん、紀姫!」
「なに、がっ」
言い終わる前に再び腕に包まれる。訳がわからなくて立ち尽くす。
「俺たちお互い勘違いしてたんだ」
勘違い、そう呟くとジョージが屈んで視線が絡み合う。どういうこと、ジョージは、…嘘、ほんとに?
「ジョージ・ウィーズリーは紀姫・種村が好きだよ」
「なぁんだぁ…」
額を合わせて笑うジョージに笑みを返しながら、今度こそホントに泣いてしまった。ジョージはアタシがフレッドを好きだと、アタシはジョージが雅ちゃんが好きだと、勘違いしてたんだ。フレッドは、分かってて。
「キューピッドが、逆になっちゃったね」
「まあ、いいんじゃない?」
ニヤリとジョージが笑った。
***
「終わりよければ、」
「…全て良し、かぁ」
結構辛かったよって言ったら、ジョージはごめんって言って額に口付けた。慌てて額を押さえると、したり顔のジョージ。悔しくなって、ジョージの腕を引っ張って背伸びして、頬にキスをした。そうしたらジョージも真っ赤になって頬を押さえた。
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***
「ジョージ」
「…紀姫、」
ぼうっと体を手すりに預けて呆けているジョージに呼び掛けた。一瞬身構えられた様な気がしたが、横に並ぶと元の姿勢に戻った。
「フレッドだろ」
「……」
「お節介なやつ」
「そんな言い方しないで」
辛くなって、そう呟くと、小さく、謝罪の言葉が返ってきた。なにか申し訳なくなって、アタシも謝った。
「フレッドね、今雅ちゃんの所に行ったの」
「…知ってる。ほら、あそこ」
ジョージの声色が、いつもの調子に戻っていてほっとする。指を指した先には確かに並んで歩く二人。まだ告げてはないのか、二人の間に微妙な距離がある。
「止めなくて良かったのか」
「…だって、」
そこで言葉が途切れた。実際どうすれば良いか分からなかった。だって、フレッドと雅ちゃんが結ばれないのも、ジョージが傷付くのも、同じくらい辛いもの。
「!」
「 ……」
声こそ聞こえはしないが、フレッドが雅ちゃんを抱き締めた。見る限り、成功だったのは明らかだ。ああ、喜んでいるアタシがいる。大好きなジョージが、フラれてしまったというのに。
(HP/ジョージ)
次回ラスト。
***
「ジョージ」
「…紀姫、」
ぼうっと体を手すりに預けて呆けているジョージに呼び掛けた。一瞬身構えられた様な気がしたが、横に並ぶと元の姿勢に戻った。
「フレッドだろ」
「……」
「お節介なやつ」
「そんな言い方しないで」
辛くなって、そう呟くと、小さく、謝罪の言葉が返ってきた。なにか申し訳なくなって、アタシも謝った。
「フレッドね、今雅ちゃんの所に行ったの」
「…知ってる。ほら、あそこ」
ジョージの声色が、いつもの調子に戻っていてほっとする。指を指した先には確かに並んで歩く二人。まだ告げてはないのか、二人の間に微妙な距離がある。
「止めなくて良かったのか」
「…だって、」
そこで言葉が途切れた。実際どうすれば良いか分からなかった。だって、フレッドと雅ちゃんが結ばれないのも、ジョージが傷付くのも、同じくらい辛いもの。
「!」
「 ……」
声こそ聞こえはしないが、フレッドが雅ちゃんを抱き締めた。見る限り、成功だったのは明らかだ。ああ、喜んでいるアタシがいる。大好きなジョージが、フラれてしまったというのに。
(HP/ジョージ)
次回ラスト。
***
