京都金杯(12年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『特別な適性は不要なレース』

▼レース質 瞬発力&持続力

 京都金杯は明確な血統適性がつかみにくいレースです。
ということで、まずはペース予想から始めたいと思います。

ハナを主張したいのはオースミスパークとシルポートでしょうが、シルポートは前走押しても逃げる事が出来ず、外枠ということもありオースミスパークがハナを切ると予想します。

オースミスパークはスローに落として逃げるケースはほとんどなく、前半600mより後半600mの方がラップがかかる後傾ラップになるケースがほとんどです。
今回も後傾ラップになる前提で考えていきます。

京都金杯で後傾ラップになった年で目立つのは03・04・09年で、勝ち馬サイドワインダー・マイソールサウンド、タマモサポートは父グレイソヴリン系です。
また、その他入着馬もスタミナ血統を1本は持っている馬がほとんどで、終いに踏ん張るスタミナが必要となっています。


◎サダムパテック(フジキセキ×エリシオ)

母父エリシオはFariy King系で欧州スタミナを持っています。
母母父Mr.Prospectorで、サンデーサイレンス系&欧州ND系・ミスプロ系で守備範囲の広い血統です。
逆にいえば、クロスも1本も無いように強調できる能力が無いのがこの馬の欠点です。
しかし、京都金杯は平坦コースのG3でこれ以上の条件はありません。
勝ち切るかと言えば不安ですが、古馬重賞ではこの条件しかない感じで、人気で置きに行っている感もありますが、馬券の軸と言う意味での本命です。


○オースミスパーク(アドマイヤベガ×フォーティナイナー)

父母父が後継ラップで活躍しているグレイソヴリン系です。
母父フォーティナイナーも後継ラップの04年に産駒のユートピアが先行して3着に粘っています。
父系・母系共に好走馬がおり、血統からは最も期待している1頭です。


▲ガンダーラ(オペラハウス×ナリラブライアン)

父Sadler's Wellsはここ2年馬券になっているライブコンサートと同じで、母父ロベルト系はビッグプラネット・マイネルスケルツィと2頭の勝ち馬を出しています。
血統通りスピード勝負では分が悪いので、スタミナ勝負になればですね。


△ダノンシャーク、オセアニアボス、ショウリュウムーン、シルポート、マイネルラクリマ