中山金杯(12年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『欧州の中距離スタミナ』

▼レース質 持続力&スタミナ

 中山金杯を含む、中山芝中距離重賞はリピーターが多く、血統傾向も顕著なレースが多いです。
中山金杯ではリファール系・ネヴァーベンド系が大活躍です。

◆リファール系


11年 キョウエイストーム(母母父サウスアトランティック) 11番人気2着
10年 トウショウシロッコ(母父ニッポーテイオー) 5番人気2着

10年 トウショウウェイヴ(母父ニッポーテイオー) 15番人気3着

07年 シャドウゲイト(父ホワイトマズル) 3番人気1着

07年 ブラックタイド(母父アルザオ) 2番人気3着

06年 ヴィータローザ(母父Lyphard) 7番人気1着

04年 ダンツジャッジ(母父ナスルエルアラブ) 3番人気3着


◆ネヴァーベンド系

10年 トウショウシロッコ(母母父リヴァーマン) 5番人気2着

10年 トウショウウェイヴ(母母父リヴァーマン) 15番人気3着

07年 アサカディフィート(父パラダイスクリーク) 10番人気2着

06年 アサカディフィート(父パラダイスクリーク) 6番人気2着

06年 カナハラドラゴン(母父ブレイヴェストローマン) 10番人気3着

05年 クラフトマンシップ(ミルリーフ3×4) 1番人気1着

05年 マイネヌーヴェル(母母父ミルリーフ) 6番人気2着

04年 アサカディフィート(父パラダイスクリーク) 4番人気1着

04年 ワールドスケール(リヴァーマン3×2) 5番人気2着

01年 クラフトマンシップ(母父ミルリーフ) 10番人気2着


上記の様に大活躍で、昨年もキョウエイストームが11番人気2着と激走しました。
今年もダンスインザモア・ネヴァブション・エクスペンディションがこの血を持っています。
今年も単純にここから入りたいところですが、昨年もレース上がり34.6と瞬発力要素が強くなったように、有馬記念もそうですが最近の中山中距離重賞はスローが増えてきています。
よって、バリバリの欧州スタミナを武器にするタイプより、一定の瞬発力を使える馬を狙うこととします。


◎アドマイヤコスモス(アドマイヤマックス×Be My Guest)

半兄アドマイヤフジが08・09年に連覇していて、母父Be My Guest系はクラフトワーク・ナリタクリスタル等出走頭数が少ない割には、高確率で走っています。
父アドマイヤマックスはSS×NTの配合で、この配合はエアシェイディが代表されるように中山中距離では御用達の血統ですし、この点は兄アドマイヤフジより上でしょう。
2走前に1.56秒台で走ったスピードと、母父のスタミナからも適性はほぼ完璧で、人気でも逆らうのはちょっと難しいです。


○エオリアンハープ(キングカメハメハ×サンデーサイレンス)

母母父ボールドルーラー系で、サンデーサイレンスとの組み合わせはエアシェイディ、ヴィータローザ、ヤマニンキングリーと同じです。
バリバリの欧州ステイヤーが得意とするようなペースであればスタミナ不足でしょうが、昨年の様な34秒台の上がりが使えるレースであればチャンスがあるとみます。


▲コスモファントム(Stephen Got Even×Parsi House)

昨年の勝ち馬で、ボールドルーラー×ナスルーラの配合で、持続力配合です。
オールカマーや七夕賞で負けているように、根本的なスタミナはありません。
重賞での好走もほとんどがペースが落ち着いたレースがほとんどで、今年も昨年の様なペースになればです。


△ネヴァブション、ダイワファルコン、ネオサクセス、エクスペンディション