昔通ったサロンでは2週間分の
 育毛剤が2万円近くして高くて
 長くは続けられなかった

 当時はそれは電気を流す機器を用いて
 塗布していくのだけれど旅行するときに
 も持ち歩いていて荷物がかさばるばかり
 だった

 海外へはコンセントや電圧の関係で 
 持っていけずに手のひらで育毛剤を
 揉み込むようにマッサージしていた
 そうすると機器を使っていたときよりも
 頭皮が和らいで、もしかすると
 機器は要らないのではないかと思った

 当時マッサージの効果に感動して
 思い切って育毛剤なしでマッサージ
 のみに切り替えると頭皮の調子は 
 変わらずでそのタイミングで育毛剤
 をやめることができた

 シャンプーやコンディショナーだけでも 
 合わせてひと月1万円弱
 当時湯シャンということばを知り
 試してみると1週間ほどはベタついたのだ
 けれどそれ以降は気にならなくなり
 シャンプー卒業となった

 薄毛の進行が早まったときも
 あまり感じていないときも湯シャン
 していたのだけれど薄毛の進行に
 湯シャンもシャンプーも関係ないと
 感じる

 スキンヘッドのひとでも薄毛は進行するし
 あまり髪を洗わないホームレスのひとにも
 薄毛のひとはいるわけで洗うこと自体が
 外見づくりの儀式だと思っている

 整髪料をつけたりパーマや染めることを
 しないのでそれが成り立つのかもしれない

 人に見られることがなければ湯シャンすら
 要らないと感じるときがある

 薬剤や洗剤を使いつづけているとその物質
 の一部がまた同じような物質を引き寄せる
 のだと思う

 育毛剤が高いと思いながらもすぐに
 やめられなかったのもおなじカラクリ
 によるものかもしれない

 アルコール中毒もスマホ中毒も
 あらゆる中毒のカラクリは
 似ている気がする