母なる大地の権利法 | 日々の輝き~Every day is special~

母なる大地の権利法

みなさん、おはようございます

今日もどんな素敵な一日が待ってくれているのでしょうね



さて、みなさんは、ボリビアで2010年に公布された「母なる大地の権利法」について耳にされたことがあるでしょうか?


最近、フェースブックでポストされている方がいらっしゃって、久しぶりにその内容を再度読んでみました。


興味のある方は、こちらから全文を読んで頂くことができます。



この法律の目的にはこう書かれています。


「この法律は母なる大地の権利について認めるとともに、この権利の尊重を保障するための多民族国及び社会の義務と責任を定めることを目的としている。」


そして、母なる大地の権利として、次のことが挙げられています・・・


1.生命への権利:生命システムの統合性、それらを支える自然システム及びその再生のための能力と条件を維持する権利

2.生命の多様性への権利:将来の存在、機能、可能性を脅かすこととなるような形で、その構造の人為的改変、遺伝的改変を受けることなく、母なる大地を構成する多種多様な生命を保全する権利

3.水への権利:生命システムの維持に必要な、水の循環機能の維持及び、質的量的な水の存在を保全する権利。また母なる大地とそれを構成するすべての生命の再生産のために、汚染から保護される権利

4.清浄な大気への権利:生命システムの維持に必要な大気の質と組成を保全する権利。また母なる大地とそれを構成するすべてのものの再生産のために、汚染から保護される権利

5.均衡への権利:循環を維持し、また生命プロセスを再生産するために、均衡ある形で、母なる大地を構成するものの相互関係、相互依存、補完関係及び機能性を維持し、回復する権利

6.回復する権利:人間活動によって直接また間接的に影響を受けた生命システムが適切な時点で有効に回復する権利

7.汚染から自由に生きる権利:母なる大地を構成するものが汚染から保護される権利、また人間活動から生み出される毒性廃棄物や放射性物質から保護される権利。



そして、第八条 多民族国の義務の中には、このような条項があります・・・


「6.平和とすべての核兵器、化学兵器、生物兵器他の大量破壊兵器の廃絶を促進すること」




この地球上に、地球の権利を法律化した国がある・・・

その国、ボリビアは、ラテンアメリカでも最も開発が低い水準にある国の一つとされている・・・

人間が豊かになることを優先するのではなく・・・

私達人間を生かしてくれている地球に畏敬の念を持ち・・・

調和的に生活を営むことを選択した国・・・



心から感謝の気持ちがあふれ出してくる・・・

美しい光がボリビアから世界に放たれている・・・



何が本当に大切なことなのか・・・

改めて考える機会になりました。




それでは皆さん、今日もとびっきり輝く1日をお過ごし下さい