沖縄では暑い日が続きますが、風が吹くと涼しく過ごせるようになりました。
少しずつ秋に近づいてきたようです。
それでもクーラーはまだまだ必需品です
室内外の気温差で、夏でも身体の冷えを感じている方がいらっしゃると思いますが、いわゆる夏バテの症状である身体のだるさや偏頭痛、胃腸の不快感などは身体表面の冷えだけでなく『内臓の冷え』も、原因とされています。
冷たいものをよく飲みがちな、夏に起こりやすい『内臓の冷え』ですが、
体温計で脇の下に10分入れておくと内臓に近い体内温度が測れるんだとか。
36.3度以下の場合は、内臓が冷えている証拠なので、冷たい飲み物は控えた方が良いですし、適度な運動をして身体を温める必要があります。

内臓(特に胃)が冷えてしまうと、そこに入ってくる食べ物がきちんと消化されなかったり、何より胃を温めようと身体が余計なエネルギーを使うことになります。
食べた食物は、消化された後、私たちの活動するエネルギーになっていきますが、
アーユルヴェーダでは、『アグニ』という概念によって、きちんと消化されることが行われた場合、私たちにもたらされる結果を定義づけています。

【バランスの取れたアグニ(お腹の中の火・消化力)の機能】
(未消化物を作らない)消化、適切な体温調節、細胞に栄養を与える、細胞の呼吸をコントロールする、オージャスを作る、健康なテージャスを作る、力を与える、視覚による認知力を与える、健康的な肌の色を作る、輝きを与える、心に勇敢さ・喜び・純粋さ・活発さを与える、忍耐力、適切なコミュニケーション力、論理的思考を与える、適切な寿命の長さを作る。

これらが健康な胃腸の働きからもたらされていることが分かれば、もう少し自分のお腹に優しい白湯やハーブティーを選ぶようになるかな?
体力が消耗しやすいこの時期は、特にお腹の冷えに気をつけて、内臓に負担をかけないようにしましょう。
そして、残暑が続くこれからの季節を乗り切りましょう!