沖縄生活が始まってから最初に驚いたのが、湿気の多さです
クローゼットを締め切っていたりすると、木でできた小物入れなど今まであり得なかったところにカビが!
しかし、他のサイトで見てみたら沖縄の湿度の高さは全国19位でそれ程でもありませんでした。でも47位の東京から来た身からすると十分な多さです。
海洋性気候のため常に海からの風があり、その分東京よりも体感温度は涼しいですけれどね

さて、春から梅雨を経て夏に向かうこの時期は、身体が環境に順応しきれていない為、体調を崩しやすくなります。

健康管理士TIPSから気象の変化を味方につける方法について簡単にまとめておきますので、ご自身の体調管理にお役立てください

「気象」の要素=気温・湿度・気圧
これらの変化に合わせて私たちの自律神経・内分泌・免疫機能は自らバランスを取ります。

今回は、湿度が与える体への影響を考えます。

 日本人が快適と感じる湿度は40~60%だそうです。このパーセンテージは「飽和水蒸気量」で、気温が高くなる程増えるという特徴があります。同じ湿度でも気温の低い冬より気温の高い夏の方が実際の空気中の水蒸気量は多くなります。
逆に、冬は同じ湿度でも実際の水蒸気量が少なくなるので「乾燥している」と感じやすくなります。
通常私たちは、暑くなると汗をかきますが、その汗が蒸発するときに体の熱が奪われ涼しいと感じます。
(汗1gに対して0.54kcalの熱が奪われます)
しかし、湿度が60%以上と高くなると汗が蒸発しにくくなります。すると、体内に熱がこもり、体温調節がしにくくなり、そのストレスが自律神経にも影響を及ぼします。湿度75%以上で熱中症の発症率は高くなります。
気温はそれ程高くない6月・7月は梅雨で湿度が高く、一番熱中症が多くなるそうです。
身体に熱がこもっていると感じる場合は、
 ・外に出て風に当たる
 ・水分をとる
 ・脇の下、首、足の付け根の太い血管が通る部分を冷やす
などを行って、こもった熱を外に出すよう心がけることが必要です。

因みに、湿度が40%以下になると、肌や喉が乾燥しやすくなり、またウイルスの活動が活発になります。特に、前日に雨が降っていて翌日カラッと晴れる日には、急激に乾燥して肌ダメージを引き起こしかねないので、やはり天気が急激に変わるときには注意しないといけませんね。