そこには「伝統医学」「アーユルヴェーダ」の文字と二人のおじさん。「おじさん？」と思われた方はおそらくオイルマッサージや「おでこに垂らすやつ」からアーユルヴェーダを知ったのではないでしょうか。
（普通はアーユルヴェーダを紹介する時、きれいな女性の写真が多いですが、これも作り手の意図があったようです・・）ページをめくると、沢山のハーブやオイルが入った茶色い瓶が並ぶお店の写真があり、お父さんに抱かれたかわいい女の子がこちら視線を向けていて、和やかな雰囲気。
私にとってはこれがアーユルヴェーダの入り口でした。
Published by Tenknot, 2011
人々の生活に密着した医療
なぜ、アーユルヴェーダに興味を持ったのかというと、当時会社員として働いていたときに自分の身体や心が発するサインの理由を知りたいと思ったからです。
当時私は接客業をしていました。お客さんから心配されるほど顔中に吹き出物ができており、恥ずかしい思いをしました。顔中が触ると痛くて顔を洗うのが辛かったのを覚えています。それにホルモンバランスも乱れていました。色々な意味で自分のことに構う時間がほとんどなかったように思います。
仕事上取り扱う金融市場のスピード・情報を日々追っかけていくうちに心も休まることがなく、水面でかろうじて呼吸しているような状態で、いつ溺れてもおかしくない状態でした。でも仕事についていくためには中々生活を変えることは難しいし、まずどこから変えていけば良いのかが分かりませんでした。
不摂生であったのは間違いありません。吹き出物用の薬、ホルモンを整える薬を飲むことはありましたが、それが解決とは思いませんでした。全ては日々の生活にある。その生活のどこから変えていけばいいのか、身体全体のバランスだけでなく、まわりにある自然との調和までも視野に含むアーユルヴェーダが、その答えを教えてくれると感じたのです。
"Sri Lanka PRESS"- I took this brochure by chance at the Sri Lanka festival in 2011, and it was the first encounter with Ayurveda. Many people may have an image of Ayurveda as a type of massage or Siro-dhara, and actually these images made Ayurveda popular in the world. In my case, these old men, heartful public clinics (which can be seen in the contents) impressed me Ayurveda as one of the well-established traditional medicines. If you work at a Japanese company, it's difficult to go to the hospital unless you are really sick. So, sometimes you have to sacrifice yourself for work even if you feel something wrong with your body or mind until it becomes grave. I was the one of them. I didn't have time to contemplate myself, and in the first place, I didn't know what to and how to contemplate signs that my body showed. I strongly felt the necesity of that knowlegde for all the people.
Many people probably think that constant medication is not the best solution especially when symptoms come from their lifestyles. However, it costs a lot to change our way of lives without any knowledge. I believe that Ayurveda gives us many hints in order to live with healthy body, mind and spirit.