あの時の選択


人の恋愛話は大好きだけれど

(漫画やドラマの話もねゲラゲラ

自分の恋愛話をするのは苦手アセアセ


だけれど

だけれども


なんだか久々に再会したら

今日は話したくなってね

キューって感情がわきあがるから

もしかしたら

魂レベルで何かしら

繋がりがある人かもしれない

ただ

すれ違いが多かった

【すれ違いの君】

彼とはいわゆる幼なじみっぽい関係

幼少期から知ってる


彼との関係を思い返した時

この感情が湧き上がる時には

AAAの「恋音と雨空」が頭の中を流れる


「好きだよと伝えればいいのに

願う先、こわくていえず」


えぇ

まさに

この心情だったあの頃


長くなるので

聞いてあげてもいいよ

って人だけ

聞いてください

恥ずかしいし笑い泣き


まず

私は

愛されてるって感じられない環境で

育ってきたし

学生の頃は交際というものに対しては

家庭環境的にも禁じられていた


私の中にも

愛に対して

裏切られて傷つく恐怖と

私が好きなんて言って

もし仮に付き合えたとしても

本当に好きだと思う人を不幸せにしたくなかった

不幸せにしてしまうかもしれないという恐怖に私は負けていた

(子どもに対してもその思いも昔からあって、本当に大事な子どもを不幸せにしたらどうしようって恐怖があった。だから結婚しないって自分に課していた)


あの頃の私は

自分が嫌いで

自分を好きになってくれる人は

見る目がない人って思っていた

(今おもえば相手に失礼ガーン


片想いだけ

できていれば良かった

夢心地に

私も人を愛していいって思えていたら良かった

小学生のころの

初恋の君は

クールで絶対私を好きにならないだろうな

って思う人を好きだった

その人を何年も想っていた

だって

私を好きにならないから

いくら私が好きだと言っても

大丈夫だって思ってたからね


でも

中学の頃

すれ違いの君のこと

好きだって思っていた

時期があった


でも

幼なじみだし

親も知ってるし

ナイナイナイって

気持ちをもみ消した


高校生になって

進学別にクラスを決める前

私は文系の進学コースにすると

すれ違いの君もいる数人の中で話した


しかし

その話をした少し後

仲が良かった友だちが

理系、国立大コースに行くと言った

さらに

私の学年は全体的に学力が低く

理系、国立大コース希望者だけでは

クラスの人数が足りないので

急遽

文系コース希望者も数人理系コースの

クラスに入れることになった


私は友だちと離れたくなくて

理系コースに行くことにした


すれ違いの君は頭が良いから

理系や国立大の進学コースにいくものだと思っていた

しかしなんと

すれ違いの君は文系コースを選んでいた


この時は私は何も気づいていなかった

なぜすれ違いの君が文系コースを選んだのかを


最初の彼氏ができた22歳の時

あの時の私は

仕事で鬱を患い

自分が嫌いで許せなくて

◯にたくて

私を傷つけてくれる人を求めていたら

見事に私を傷つけてくれる人が彼氏となった

初彼は今でもトラウマ

ロマンティックなことなんてなかった

(相手はロマンティックを与えてやってたって思っていたみたいだけど。別れ際にそう責めたてられたから)

相手の欲望のままに都合の良い女になり

傷つけられていた

別れたあともバッタリ出会うと体が震える

別れる時もなかなか承諾してもらえなくて別れるのに苦労した

いや

今ならわかる

私がそうさせていたってことも何%かはあるよ

サイテーな奴にさせててごめんね


別れた後

同級生から

すれ違いの君が

私のことを可愛い

と言っていたと教えてもらった


理系コースに行くはずだったが

なぜ文系コースにいったのか

すれ違いの君の友だちから

すれ違いの君が私のことを好きだって言ってる

っていうことも聞いた


でも

私は自分に自信がなかったし

同級生や友だちの男の子が

からかって言ってるのかもしれない

という疑心暗鬼に満ちていた


すれ違いの君が直接私に言ってくれたなら

その言葉を信じよう

すれ違いの君は優しい人だから

私が不幸せにするかもしれないのは怖いけれど

私を好きだと言ってくれているその気持ちが

私と付き合うことで嫌いに変わったらどうしようと思う恐怖はあるけれど

親、兄弟同士知っているし

それもなんか恥ずかしいけど

同級生の話が本当なら

何年も私を想ってくれているってことで

それはとても嬉しいことで

しかも

私も好きだと自覚していた時期もあったから


両想いだったのだ


すれ違いの君が私に直接気持ちを伝えてくれたら

私もこの気持ちを伝えよう

という気持ちでいた


でも

本人と出会っても

周りが

くっつけようとする姿勢をみせるだけで

本人は恥ずかしがっている素ぶりを見せてはいたけれど

本人から気持ちを伝えられることはなかった


「あれ?

からかわれてるだけなのかな?」


そう思えてきてしまうと

なんだか愛されていない恐怖にのみこまれていった

期待して傷つくことに恐怖がわいてきて

私は素っ気ない態度をとっていった


何も進展のないまま

数年後


すれ違いの君は

付き合っては別れ、寄りを戻し、を

繰り返していたらしい彼女と結婚した


そこで私はショックを受けた


やっぱり私の勘違いだったのだろうか

でも

私のこと好きだって言ってたらしいことは

なんとなく本当かなと思うこともあった


すれ違いの君は

たぶん

「結婚したい人」だったのだろう

「子どもが欲しい人」だったのだろう


私の気持ちと交わるはずはない


でも

あの時

私がすれ違いの君に

言葉を求めず

私の気持ちを伝えていたら

私たちは結婚していたのだろうか


結婚が怖い

と思う私の気持ちが

愛されることで

この人となら結婚に感じる恐怖を乗り越えようと

思えていただろうか


すれ違いの君と出会うと

感じてしまう

切ない気持ち

この人と結婚していたら

と考えてしまう妄想


私のパラレルワールドのどこかに

彼と家庭を築いている世界があるのかもしれない


しかし

私のことを好きでいてくれていたのかどうかの真実は

すれ違いの君が結婚し

子どもが産まれている今は知る由もない