移動用のサピカ。
さて、いろいろな会社様に出入りさせていただくとたまに「怪しい話」に出くわすときがあります。
うまみのある投資話や、提携相手として力のある会社を紹介します、というような。
また、これらの話は、どこまでが「正常のビジネスの範囲」でどこからが「怪しい話」か、きちんと線引きできないケースがほとんどです。「正常」から「あやしい」までグラデーションでつながっているようなイメージでしょうか。
それらの話の共通項はないか?とふと考えてみました。つまり、「怪しいにおいを探知するには?」
1.話を持ってくる人(エージェント)自身に力があるかどうか…たいていは話をつなげることで仲介料を得るような目的で近づいてきます。自分自身が裁量するのではなく、「●●社につなげることができます」「お金を動かせる人を紹介します」という話になっていきます。
2.エージェント自身が動くかどうか…「いつまでに誰を引き合わせます」というのはまだマシな方で、「PR文を書いて先方に送っておいて」という対応をしてくるケースも。
3.報酬は、『契約できたら契約金額の●%』などはっきりしているかどうか。「とりあえず運動費として●●万円ください、というような形になっていないか。
4.著名人や一流企業が話に登場してくるか…登場してもいいのですが、それらの方々や企業がスキームの中でどのような役割を果たすのか。話に出てくるだけ、だとか、一度お会いした、ということであればスキームの中の主要な要素になってきません。
5.もう少し、もう少し…相手先がもう少しで決裁する、決裁は終わったのだが社内の事務手続きで、など引き伸ばしにかかっていないか。
海外がらみの事案も同様です。過去、
「中国の軍が使用する商品の…」
「中東●●国の●●省大臣で元首の一族に当たる…」
というお話をお聞きしたこともあります。
私の印象ですが、海外がらみのほうが却って引き伸ばししやすいようで、これらの例では、
「北京オリンピックの準備と重なって…」
「ラマダンに入ってしまって…」
というような言い訳がありました。
上記は、提携など仲介をします、というパターンのお話を取り上げましたが、怪しい話としてはそのほかに、「取り込み詐欺」「会社乗っ取り」などさまざまなパターンがあります。
国内海外を問わず、これらのリスクは存在します。
スキームをよく聞くこと、相手はその話のどこで利益を得る形になっているか、当方の負うリスクは期待収益に見合っているか、相手の言い分をよく聞くことが重要です。
それらを踏まえ、リスクを限定し、明確化する目的で契約をきちんと結ぶことが重要になります。
万一、法的な争いになるような結末になったとき、契約書、覚書など紙一枚が運命を分けるときもあるのです。
案外、盲点になっているのがネット情報で、掲示板などソースが不明確なものを除外しても、過去、どこかの会社の役員になっていたり、結構有力な補助情報が得られることもあります。
さて、いろいろな会社様に出入りさせていただくとたまに「怪しい話」に出くわすときがあります。
うまみのある投資話や、提携相手として力のある会社を紹介します、というような。
また、これらの話は、どこまでが「正常のビジネスの範囲」でどこからが「怪しい話」か、きちんと線引きできないケースがほとんどです。「正常」から「あやしい」までグラデーションでつながっているようなイメージでしょうか。
それらの話の共通項はないか?とふと考えてみました。つまり、「怪しいにおいを探知するには?」
1.話を持ってくる人(エージェント)自身に力があるかどうか…たいていは話をつなげることで仲介料を得るような目的で近づいてきます。自分自身が裁量するのではなく、「●●社につなげることができます」「お金を動かせる人を紹介します」という話になっていきます。
2.エージェント自身が動くかどうか…「いつまでに誰を引き合わせます」というのはまだマシな方で、「PR文を書いて先方に送っておいて」という対応をしてくるケースも。
3.報酬は、『契約できたら契約金額の●%』などはっきりしているかどうか。「とりあえず運動費として●●万円ください、というような形になっていないか。
4.著名人や一流企業が話に登場してくるか…登場してもいいのですが、それらの方々や企業がスキームの中でどのような役割を果たすのか。話に出てくるだけ、だとか、一度お会いした、ということであればスキームの中の主要な要素になってきません。
5.もう少し、もう少し…相手先がもう少しで決裁する、決裁は終わったのだが社内の事務手続きで、など引き伸ばしにかかっていないか。
海外がらみの事案も同様です。過去、
「中国の軍が使用する商品の…」
「中東●●国の●●省大臣で元首の一族に当たる…」
というお話をお聞きしたこともあります。
私の印象ですが、海外がらみのほうが却って引き伸ばししやすいようで、これらの例では、
「北京オリンピックの準備と重なって…」
「ラマダンに入ってしまって…」
というような言い訳がありました。
上記は、提携など仲介をします、というパターンのお話を取り上げましたが、怪しい話としてはそのほかに、「取り込み詐欺」「会社乗っ取り」などさまざまなパターンがあります。
国内海外を問わず、これらのリスクは存在します。
スキームをよく聞くこと、相手はその話のどこで利益を得る形になっているか、当方の負うリスクは期待収益に見合っているか、相手の言い分をよく聞くことが重要です。
それらを踏まえ、リスクを限定し、明確化する目的で契約をきちんと結ぶことが重要になります。
万一、法的な争いになるような結末になったとき、契約書、覚書など紙一枚が運命を分けるときもあるのです。
案外、盲点になっているのがネット情報で、掲示板などソースが不明確なものを除外しても、過去、どこかの会社の役員になっていたり、結構有力な補助情報が得られることもあります。