10月から、今リハビリのためにいる仮の部署から、復職先の部署へと異動することになった。法律や差別問題などを扱うかなり硬いところだ。社内でクレームやトラブルが起きた時の駆け込み寺のような、平たく言えばトラブル処理課である。


人を銀座で接待したり、頭を下げたりといったかつての仕事に比べれば、負担は少ないと思う。業務も定時で動きデスクワークが中心。仕事を家に持ち帰ることがなく、オンとオフが切り替え易いような気がする。まあ、会社は会社なりに考えてくれたであろう決定で、消去法で予想してみると、まあ妥当だろうなと思う。


不安はもちろんある。そこではどんな人がいるのだろうかという人間関係の問題だ。というのも、今デスクがある部署は人好きのする者ばかりで、居心地がとてもいいからだ。腰かけのようにいたところでも、1年も居れば、愛着が湧くというものだ。正直去り難い。しかし、何度も異動経験のあるオレだが、よくよく考えてみると、苦手意識を持つ人はほとんどいなかった。うまく馴染めるか悩んでいることが徒労に終わることを願う。


しかし、まだ正式に復職が決定したわけではない。フル出勤をして、それなりの仕事がこなせるようになるまで、休職扱いだ。これだけ長く休んでいるわけだから、会社においてはもうなんとでもなれという境地にいる自分。小幅ながらも、一歩を踏み出せたことを純粋に喜ぶことが正解なんだろう。


がんばれ、オレ。