長い間、うつを患っていると、体調のバイオリズムのようなものが分かってきた。何をすると翌日に体調がわるくなるのか。また、沈んでいる時間はどのくらいと続くのか。なるべく客観的になることで、この性能の悪い心と身体を乗りこなす術のようなものを体得しつつあると思う。


例えば、友達と食事をしたり、夜遅くまで飲むことは避けたい。ネットにはまり過ぎるのもよくない。だいたい2~3日たてば、体調の波が上向きになるのだが、辛い時にはベッドでひたすら時間が過ぎるのを待つしかない。ちなみにここのところ朝起きれない日が3日ほど続いており、明日は脱却できるという保証はないにせよ、自分の疲れ具合を見つめ続けることが悪い波を呼び込まないよう、少しは管理できる。


それにしても、調子がいい時を維持するのは本当に難しい。綱渡りのようにバランスをとりながら、食事や睡眠の時間を守る。いろいろと活動できるために、細心の注意をくばらなければいけない。快適に、静かに、過ごすための場所はとても狭くて危なっかしいのだ。足を滑らせないよう、今日も自分のメンテナンスに勤しむ。